こうして出口を出た頃には、7時を過ぎていた。帰りもバスで帰ろうと思っていたが、バスはしばらく待たなければならなそうだった。息子は狭い機内でじっとしていてストレスがたまっていたみたいだったので、ちょうどいい。しばらく思い切り遊ばせてからバスで帰ることにした。
夫が息子を遊ばせてくれるというので、私は隅にあるベンチに座ってたまっていた旅行の日記を書く。ベンチのところにある大型のテレビスクリーンでは、インドでのテロのことでもちきりだった。テロのことを飛行機の中で知ったばかりだったので、なんだか大変なことになっているなって思いながら見ていた。それにタイも空港が占拠されたとか大騒ぎになっているみたいだ。ちょっとニュースから遠ざかっている間に、色々なことが起きているみたいだ。
息子と夫は、空港のはしっこの方にある国内線の乗り場近くの人があまりいないところで遊んでいたらしい。ここでもやっぱりエスカレーターを上ったり下りたり何往復もしていたみたいだ。その辺はパイロットの方や客室乗務員の方がよく通る場所だったみたいで、パイロットの方に飛行機のシールなんかをもらって帰ってきた。ラッキーな息子である。
それにそこで遊んでいるとき、同じ客室乗務員らしきグループが2回通りかかったらしい。ずっとエスカレーターを上ったり下りたりする息子を見て、「見て!あの子まだここにいるよ。よっぽど好きなんだね~」なんて笑いながら通ったみたいだ。
しかもこれにはまだまだ続きがあった。実は私たちはこの台湾旅行から2ヵ月後の2009年の1月に、またしても台湾旅行に行った。そしてその時も帰りのバスを待つ間、同じ場所のエスカレーターで息子と何往復していた。するとまたこの前と同じと思われる客室乗務員らしきグループが通りかかり、「見て!またあの子が遊んでいる!」とウケていたのだ。エスカレーターをひたすら何往復もしている息子が、よっぽど強烈だったのだろう。
こうしてそのうちバスの時間になり、バスに乗って家に帰った。息子はバスに乗るとあっという間に眠ってしまい、そのまま家に帰って布団に寝かせても起きないほどだった。よっぽど疲れたみたいだ。私たちもくたくたである。でもとても充実した、楽しい旅行だった。
マタニティ日記 |
看護師転職記 | 保健師学校の思い出 | 看護師のお仕事! |
看護師のお悩み相談室 |
プラハ旅行記 | イタリア旅行記 | ポルトガル旅行記 |
ギリシャ旅行記 | 南欧・モロッコ旅行記 | みんなの旅行記 |
福岡旅行記 | 長野旅行記 | 那須・鬼怒川旅行記 |
子連れ家族旅行記 > たび猫の台湾旅行記2008 |
読書・食べ歩き日記 |
旅行大好き・たび猫!ホーム |
カンボジア&タイ旅行記 素材屋花子 育児の悩み相談・雑談掲示板 |
このサイトはリンクフリーです。好きなページにリンクを張って頂ければと思います。
たび猫の台湾旅行記2008