私が息子にオッパイを飲ませていると、一緒になったご夫婦の奥さんとガイドさんがあれこれ私に話しかけてきた。ガイドさんはすごく若く見えたけど、3歳の息子がいるし、その奥さんにも同じくらいのお孫さんがいるということで、2人とも興味深々だったみたいだ。ただ、2人とも2歳になるといううちの息子が、まだオッパイを飲んでいることにすごく驚いてもいたが^^;
ここからは女3人で子どもの話で盛り上がった。ガイドさんなんか仕事そっちのけで話に加わってきた。むしろガイドとしての説明よりもこっちのほうが楽しそうなくらい。
ガイドさんによると、男の子は本当に甘えん坊で、ママが大好きなあまりパパに焼きもちをやくという。うちの息子にはまだそんなところはないけど、そのうちそうなるのだろうか。母親としては嬉しいような複雑な気持ちだ。
あとガイドさんに面白い話を聞いた。次に生まれてくる子が女の子が欲しい場合、妊娠する前に身近で生まれたばかりの女の子の赤ちゃんがいたら、それを抱かせてもらう。そしてその子が自分を見てにこっと笑えば、次は自分にも女の子が生まれるというのだ。笑わなかったら、まだ妊娠しないほうがいいと言う。
これは初めて聞いた。「へぇ~」とみんなで面白がる。台湾の言い伝えなのだろうか。私も今度試してみよう。
それと面白かったのは日本と台湾も似たような状況らしく、台湾でも子どもを産んでも働く女性が増えているという。というか、むしろ日本よりも多そうだ。私の周りには専業主婦もけっこういるが、ガイドさんの話によると、台北などでは圧倒的に働いている女性が多いというのだ。
ガイドさん自身かなり力のこもった調子で「私はずっと一日中子どもと一緒にいるよりも、こうして働いているほうが絶対楽!」と言い切っていた。その気持ち、すごくわかる。私は今働いていないものの、毎日24時間ずっと子どもと一緒の生活って、思ったよりもずっと疲れるものなのだ。というか、息が詰まるといったらいいのだろうか。子どもがかわいいのはもちろんなのだが、自分の時間がまったくないというのは、思ったよりもストレスがたまるものなのだ。
私の姉妹もまさにそういうタイプ。2人は私以上にそういう考えなので、姉も妹も出産してすぐ働き出している。お金のためというよりか、明らかに自分のため。傍目には仕事をしていると忙しくて大変そうに見えるが、2人に言わせると「仕事をしているほうが絶対楽しい」ということだ。
もちろん性格にもよるので、みんながみんなこういう考えの持ち主ではないが、このように思う気持ちも十分わかる。私は今の主婦生活に満足しているところもあるけど、やっぱり時々ふと無性に仕事に復帰したくなることがある。仕事を始めれば、ほんの少しでも自分1人の時間を持つことができるし、多少なりとも自立した女性という意識も持てるだろうし、お金も入ってくるからだ。
こんな話題で女3人で熱く盛り上がりながら、車は台北市内に向かって進んでいった。女3人が集まると、どこでもよくしゃべるもんだ。
おしゃべりに夢中になっていて、あまり車外の景色を見ていなかったが、気づいたらもう台北市内に入ったのか、周りには大きい建物が多くなっていた。ただ日本の建物にくらべ、とても古そうなものが多い。メンテナンスの問題なのだろうか。古そうに見えるのでけっこう迫力がある。
そして空港から20分くらいで、台北市内にある松山空港という国内線の空港に着いた。ここで一緒に乗ってきたご夫婦とお別れ。ご夫婦はこれから“花連”という大理石の産地で有名なところまで行くらしい。松山空港からさらに国内線に乗るみたいだ。ご夫婦の話を聞くと、そこもまた面白そうなところだ。今後の参考にしよう。ご夫婦とはまた帰りのバスが一緒らしいので、そのときまでのお別れとなった。
松山空港でご夫婦を下ろすと、いよいよ私たちのホテルに向かった。松山空港は台北市内のけっこう都心にあるみたいで、空港からホテルへはけっこう賑やかな町中を通る。台北は車も多いけど、バイクが驚くほど多い。
こういうところが東京とは違うと思う。
松山空港からホテルへは10分くらいで着いた。ということは桃園国際空港からは30分くらいで着いたということになる。成田―東京都心間とはえらい違いだ。ただ台湾も渋滞がけっこう多く、混んでいる時はものすごく時間がかかるので、なんとも言えないらしいが。
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