賑やかな通りをしばらく歩き、やっと二二八和平公園に着いた。でも着いた時にはすでに当たりは真っ暗で、公園といっても景色がよく見えない。けっこう大きそうな公園で、公園をちょっと入ったところに台湾風の建物が建っているのがわかるが、詳細はよくわからない。公園内は暗かったけど、公園内を歩いている人はけっこう多く、それほど怖い雰囲気ではなかった。
でもなにしろ初めてのところなので事情がわからず、そんな中夜の公園内をぶらぶらするのも怖いので、とりあえず公園の端っこのほうを人の流れに沿って突っ切り、総統府があると思われる方角に向かって歩いた。博物館みたいな建物もあったけど、暗くてよくわからなかった。やはり公園は昼間来るほうが良い。
結局、二二八和平公園は端を少し素通りするだけで終わり、そのまま総統府を目指した。公園を通り過ぎ、歩道にまで屋根がせり出し、ちょっとアーケードっぽいつくりになっている商店街みたいな賑やかな通りを歩いた。ここの通りはけっこう歩きやすかった。それに若い子もたくさん歩いていて、賑やかで楽しそうな雰囲気だ。
この道は車が目の前を強引に横切るようなこともないし、町の雰囲気にもだいぶ慣れてきたこともあり、少しずつ私も町を楽しめるようになってきた。やっと海外旅行を楽しむ心の余裕が出てきたみたいだ。こうなると俄然元気が出てくる私である。疲れも忘れ、総統府に向かってどんどん歩き続けるのであった。
しばらく歩くと、大きな通り沿いにライトアップされた美しい総統府の建物が見えた。さすが総統府なだけあり、目の前は整備された巨大な大通りが走っており、そのあたりはとてもきれいな雰囲気になっていた。まるで東京の皇居のあたりみたいな雰囲気である。
館内の一部は一般公開されていて、台湾を紹介した資料などが展示されているらしいが、たぶんこんな時間はもうやっていないだろう。私たちはライトアップされた美しい総統府を外から眺めるだけで満足した。
写真を撮り、再び台北駅のほうに戻ることにした。せっかくなので来た道とは違う道を通って台北駅まで戻る。帰りもまた賑やかな通りを通ってみた。私の友人が言っていたように、暗くなってもたくさんの老若男女で道は賑わい、治安はとても良さそうである。これなら子連れでも安心して夜の町にも遊びに行けるので、嬉しい限りだ。
こんな感じで賑やかで楽しそうな雰囲気の夜の台北の町を歩いているうち、最初に感じた海外の町に対する緊張感や疲れなどのブルーな気分は完全に吹っ飛び、今は心から海外旅行を楽しんでいる私であった。「やっぱり台湾に来て良かった~♪」とご機嫌で歩く私。
しばらく歩き、やっと台北駅のところまで戻ってきた。台北駅の道を挟んで目の前にある三越のビルは、夜になり派手にライトアップされていた。
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