ツアーバスはいくつかのホテルに寄ってツアー客を拾ってくるので、どうせ遅れてくるだろうと思いきや、ほぼ時間通りにガイドさんはやってきた。どうやらここのホテルが一番最初だったらしい。来たときとはぜんぜん違う、おじさんのガイドさんがやってきた。
私たちを乗せ、それから台北市内のいくつかのホテルをまわり、何人かのツアー客を拾って空港に向かった。この中に、往きのバスで一緒になったご夫婦もいて、「やっぱりまた会いましたね」なんて挨拶をした。ガイドのおじさんは、ちんさんという人で、よくしゃべる面白い人だった。車中で冗談を交えながら色々な説明をしながら、バスは進んだ。
ツアーバスはまっすぐ空港を目指すのではなく、まずは市内の免税店へ向かった。ツアーにはこれが必ず含まれているので、面倒といえば面倒だ。でもだからこそツアーは安かったりするので、これは仕方ない。
それに今回私たちは台湾に着いたとき、4万円分を台湾元に変えたが、急激な円高のおかげもあって、思ったよりも食事代などの物価が安かったため、まったく使い切れないでいた。再両替するのも面倒なので、ぜんぶ免税店で使い切って帰ることにした。普段は免税店なんてほとんど行かないので、私たちにとっては珍しいことだ。
台北市の免税店は、昨日行った榮星公園の近くにある。そこで一同バスから降ろされ、40分後の12時に集合と言い渡され、一時解散となった。私たちはブランド品には目もくれず、奥の食料が売っているところに直行し、家族や友人たちのためにお茶屋お菓子や食品などをあれこれ買うのであった。
免税店はやっぱりどれも高いものばかりだ。今まで安い物価に慣れていたので驚くほど高く感じた。まあ、質は保証されているというメリットはあるのだろうが。お茶は試飲もできたので、試飲しておいしいものをいくつか買った。やっぱり阿里山のお茶はおいしかった。
主要な人へのお土産を買っても、まだ時間もお金も少し余っていたため、免税店の入り口脇にあるファミリーマートにも行ってみることにした。ここで台湾産のインスタントラーメンやお菓子などをあれこれ買う。免税店にくらべればあきれるくらい安く感じた。ここでもたっぷりお土産を買い、それでも多少残った台湾元は、次回来るときのためにとっておくことにした。
集合時間になり、再びバスに乗り、今度こそ空港を目指してバスは走る。台湾は渋滞がすごいらしいが、私たちは運が良いことに、行きも帰りも渋滞にはまることはなく、30分くらいで空港に着いてしまった。
最終日の今日は、とても天気が良く帰りのバスからは濃い緑の木々が輝くほどだった。11月の日本の光景とは違い、こちらはこの時期でも景色の色が鮮やかだと思った。
ガイドのちんさんは、ほとんどずっとしゃべっていたような気がする。台北市内では目に見える景色の説明をしたり、食べ物の説明をしてくれたり。ある場所では、「あそこにテレサ・テンが今住んでいます」なんて言っていうので、「あれ、あの人まだ生きてたっけ?」なんて考えていたら、実はお墓のことだったり・・・。かなり色々な冗談を言う人だった。
日本人が苦手な臭豆腐の話もしてくれた。ちんさんによると、臭豆腐というのはほうれん草などを発酵させ、どろどろの液体にしてつけこんだ豆腐のことらしい。そして料理には3種類の方法があるとのこと。①揚げる、②スープに入れる、③焼くの3つだという。どれもものすごくおいしいと言っていた。それに食べていると臭いはそんなに感じられないらしい。
これはたぶん、日本の納豆みたいなものなのだろう。外国の人にとって納豆のにおいは耐え難いものらしいけど、私みたいな納豆好きにはあまり気にならない。それに味だってとてもおいしいと思う。でも、私はたぶん臭豆腐は怖くて食べられないと思う。でもこれが食べられたら、そして楽しめたら、台湾の楽しさはたぶんもっと増すのだろう。いつかは越えてみたい臭豆腐だ。
こんな話を聞きながら、あっという間に空港に到着した。最後に手続きのことや搭乗口のことを聞き、バスを降りて解散。でもちんさんは私たちが子連れで大変だと思ったのか、搭乗口までずっとついてきて面倒を見てくれた。親切な人だった。
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