夕べ息子はすごく早い時間に眠ってしまったため、朝の4時過ぎにはパッチリ目が覚め、元気に遊びだした。元気なのは嬉しいのだが、私はまだ眠っていたい。起きるのがいやでぐだぐだしていたら、同じく夕べ早く眠ってしまった夫が起きだし、息子の相手をしてくれたので、私は5時半くらいまで寝させてもらった。
私が眠っている間、息子は超ご機嫌で遊んでいたらしい。2歳を目前にし、最近ではだいぶしゃべれる言葉が増えてきていたのだが、台湾旅行に来てさらに言葉が増えた。色々な刺激を受けたせいか、興奮してさらにぺらぺらしゃべるようになったのだ。
私が寝ている間にも、超ご機嫌で覚えたての単語をぺらぺらしゃべっていたらしい。旅行がいい刺激になってくれて私も嬉しい。
しかも息子はなぜか、誰も教えていないのに、今までは「ママ」と呼んでいた私のことを突然「かあさん」と呼ぶようになった。たしかに普段、夫は息子との会話の中で私のことを「かあさん」と呼ぶ。どうやらそれを覚えたらしいのだ。突然の渋い呼び名変更に、驚くとともに笑えた。この朝も、眠っている私に何度も「かあさーん!!」と呼びかけていたみたいだ。
快調な息子は、私が眠っている間にとんでもないこともやってくれた。うちの息子は、普段便秘体質で、ほっておくと数日間出なかったりする。しかも出るときは苦しそうにうなったりするほどなのだ。
しかしこの日の朝は違った。朝から快便で、大きい立派なウンチがするっと出したのだ。しかも普段はウンチが出ても、なかなか教えてくれないのに、この日はウンチをする前に夫に「ウンチ、ウンチ」と予告したらしい。
そして予告通り、「ウンチ」と言った直後「う~ん」とふんばり、出た後は自分の鼻をつまみ「クサイ、クサイ」と教えてくれたのだという。なんと、3段階でウンチが出るのを教えてくれたのだ!普段の息子からすると、すごい芸当だ。なお、うちの息子はまだおむつをしているので、トイレに座ったわけではないが。
しかもその後、普段ならウンチの後オムツを取り替えるのをすごく嫌がるのだが、この時は自分からズボンを脱いで、オムツを取り替えるのに協力的な姿勢を見せたという。いつもの息子からすると、考えられないほどの大サービスだ。というか、こういうことができるのならいつもやってほしいと思ったが。
ただ、そこまでは良かったけど、慣れないことをやったせいかズボンを脱いでいるうちに自分が何をやっているのか忘れてしまったらしい。ズボンを脱いでいるうちに、お風呂に入るのと勘違いしてしまったのか、ズボンだけでなく上に来ているシャツまで脱ごうとして、「ばんざーい!」なんて両手をあげてしまったということだ(うちはシャツなどを脱ぐとき、「ばんざい」といって両手をあげさせている)。
とまあ、ここまでは息子の素晴らしい成長ぶりが見えて喜ばしいことなんだけど、ここからが問題だった。オムツの中にウンチをした時、そのままウンチを入れたままオムツをまるめてゴミ箱に捨ててしまうと、ゴミ箱から強烈なにおいが漏れ出てきてしまう。だから家などではいつも、ウンチをしたときはウンチだけをトイレに流し、オムツだけをゴミ箱に捨てるようにしている。そうすればにおいがぜんぜん違うのだ。
この時もいつも通り、部屋ににおいが充満しないよう、夫はウンチだけをホテルの部屋についているトイレに流したという。ところが、なんとびっくりなことに、息子のウンチが立派過ぎたため、いくら流しても流れなかったというのだ!!
とうとう困り果てた夫は、寝ている私を起こした。「ねえ、ちょっと大変なことになったんだけど・・・」という言葉に、私はてっきり息子がベッドからでも落ちたのかと思って飛び起きたら、なんとびっくりトイレのウンチが流れないのだという。
トイレに連れて行かれ、便器の中を見てみると、夫の言う通り、大きなウンチがでーんとある。私も試しに何度か流してみるが、びくともしない。ガイドさんの言葉がよみがえる。「台湾のトイレは配管が細いので、トイレットペーパーは流さないで、横に置いてあるゴミ箱に捨ててください。そうしないとつまってしまいます」との言葉が。トイレットペーパーどころか、特大ウンチも流れないとは考えもしなかった。
困り果てた私たちであったが、結局、どうやっても流れない大きなウンチを便器の中の配管のほうまで押し込もうということになった。ここで問題発生。ウンチを押し込むような道具は何もないのだ。棒みたいなものがあればいいけど、あいにく割り箸などもない。ということは、こうなったらもう素手で押し込むしかない。
“素手で”と言ったとたん、「えっ!」とドン引きする夫。やる気ゼロ。まったく役に立たない。こういうときになると、つくづく女の方が度胸があると思う。息子のウンチならまあいいか、ということで、私が便器の中に手を突っ込み、ウンチを便器の奥の管の中にぐっと押し込むのであった。
夫は、いくら息子のウンチと言えども、便器の中に手をつっこむなんてどうしてもできなかったという。「さすが!すごいねー」としきりに感心されてしまった。母は強し?である。というか、看護師をしていた経験のせいか、意外にこういうことに対する抵抗感も、普通の人にくらべ低いのかもしれない。まあ、便器の中に手を突っ込むのは、さすがに気は引けたが^^;
ウンチを流れていく奥の方まで突っ込んだら、その後は無事に何事もなかったかのようにトイレは流れた。こうして私の勇気のお陰でどうにか無事に済んだが、台湾に来てもやはり、色々な意味でウンチのことで迷惑をかける息子である。
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