いよいよ台北の桃園国際空港に着いた。飛行機から出るとき、息子を自分で歩かせるため一番最後まで待ってから降りた。飛行機の出口のところで、とてもきれいな客室乗務員さんが立って見送っていたのだが、息子はそこに来ると超機嫌になり、「ばいばーい!」なんてニコニコものすごい笑顔で挨拶していた。こういうところを見ると、小さくても男だなって思う。
空港内を歩き、やっと入国審査のところまでやってきた。そこで目にしたものは、ものすごい長蛇の列だった。お正月明けだったからまさかこんなに混んでいるとは思わなかった・・・。仕方ない、覚悟を決めて並ぶしかないか・・・。どうか並んでいる間、息子が大人しくしていますように・・・。
が、その場所の隅を見ると、ちょうどそこに両替所があったので、とりあえずこの長蛇の列に並ぶ前に両替をしておくことにした。もしかしたら両替している間に、少しでも列が短くなっているのではないかと期待して。
両替所は数人並んでいるだけで、それほど人がいなかった。そこで夫に息子を頼むと私が両替してくることにした。レートを見ると、1元≒0.34・・・円のレートだ。私がそのとき持ってきたガイドブックの情報によると、1元≒0.35円と書いてあったが、この時の私の頭では、得になったのかどうだかパッと計算できない。とりあえず4万円を係りの人に差し出した。
片言の日本語がしゃべれる係員だった。4万円が13,600元くらいになって戻ってきた。海外で両替するときっていつも、「ごまかされるんじゃないか」とか緊張するのだが、この時はこの金額でレートが合っているのかどうか計算することもできない私だった。それほど頭の回転が鈍っていたのだ。久しぶりの海外旅行だと、こういうところも鈍ってしまうみたいだ。
とりあえず計算書に書いてある金額と手元に来た金額があっているかどうかを急いで確認し、夫のところに戻った。そして私よりも計算の得意な夫に、間違いがないか確認してもらい、やっとほっとする私であった。どうやらガイドブックにのっているレートよりも、ややお得になっているみたいだ。ちょうど円高になっていたところだったので、その恩恵にあずかったみたい。
両替もあっという間に終わり、入国審査の長蛇の列も結局ちっとも短くなっていなかった。まあ仕方ないと覚悟を決め、いよいよその列の最後尾に並ぼうとした時だった。
若い係員の女性に呼びかけられ、「あちらに行ってください」と英語で言われた。よく意味がわからず、その女性についていくと、長蛇の列の人々とは違う使われていないカウンターの方に案内された。
なんと嬉しいことに、私たちのような小さな子連れは、この別カウンターで入国審査をしてくれるらしい。ものすごくたくさん並んでいる人たちを横目に、私たちだけさっさと入国審査をしてもらい、あっという間にここをパスしてしまったのだった。これは嬉しい驚きだった。まさかこんなところでまで子連れ優遇があるとは!ここまで2歳未満の子連れ優遇だと、海外旅行がくせになりそうだ。
数十分はかかるだろうと思っていた入国審査をまるで素通りし、飛行機を降りる時は一番最後だったのに、その遅れを十分挽回して荷物受け取りのカウンターまで出てくる私たちだった。
荷物受け取りカウンターまで来ると、ここでもタイミングよく、ちょうど私たちのバギーが目の前を流れていき、これもすぐにゲット!だから到着ロビーの出口を出たのはかなり早い時間であった。
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