九份(きゅうふん)へ向かう途中、電車から見える景色は、山が多くその点は日本と似ているなという気がした。ただ、台北の都心から離れても、場所によって高層で大型のマンションというか建物が多い。それらの高層マンションみたいな建物は、日本の建物にくらべ古いのか色が黒ずんでいたりして、けっこう迫力ありちょっと怖い感じだ。人口がそんなに多いのだろうか、と不思議に思った。
13時15分に台北を出発し、13時57分には電車は“瑞芳”という駅に着いた。
ここで降りて、さらにバスに乗って九份という山の上にある町に向かうのだ。瑞芳駅は、特急だったので台北から3つ目の停車駅であった。珍しい景色を見ながらだったこともあり、あっという間に着いたという感じだ。
ホームには弁当売りのような格好をした女性がいて、今着いた電車に向かって「ベントー!!」(本当にそうに聞こえた)と叫びながらホームを歩いていた。台湾でも弁当のことを「ベントー」というのだろうか。不思議に思ったが、抱えている箱みたいなものといい、どうみても弁当売りに見えた。
息子もその女性をじっと見つめていたかと思うと、くるりと私のほうを向いて、「ベントーって言ってた!」と言っていた。やはり「べんとう」と聞こえたようだ。台湾の駅弁売りだろうか。
そんな弁当売りを見ながら、ホームを歩く。切符切りみたいな駅員さんがホームにいて、そこが改札だった。切符は回収されるのだが、“切符を欲しい旨を伝えると、はんこを押してくれ、その切符をくれる”という情報を夫がどこかか仕入れてきたので、そうしてもらった。そしてホームから地下道へ入る階段を降り、駅舎らしき小さな建物を抜け、駅の外へと出た。
こじんまりした田舎の駅という感じだが、駅前はけっこう賑やかだ。屋台や小さなお店が雑多に並んでいて、いかにもアジアの町っぽい。ここも色々歩いてみたら面白そうな感じだ。
とりあえず私たちは、駅のすぐ前にあるバス停に向かった。ここからはバスに乗って、山の上にある九份の町を目指すのだ。
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