部屋に戻り、さっそく出かける準備をして、とりあえず台北の街を歩いてみることにした。地図で見るとホテルの目の間を走っている大通りは“忠孝東路”という通りで、ホテルを出て左(東)へこの道をまっすぐに歩いていくと、SOGOなどがある賑やかな一角に出られるみたいだ。
ところで台北には市内の主要交通機関として、MRT(Mass Rapid Transit)という鉄道網が走っている。地下鉄じゃないものもあるけど、なんとなく東京のメトロみたいな感じ。色々な路線が走っているので、けっこう便利である。
そしてこの“忠孝東路”の地下をMRTの“板南線”が平行して走っていて、ホテルがある場所をMRTの台北駅だとすると、ホテルからSOGOまでは地下鉄の駅にして3つ目である。歩くのにはちょうど良さそうなので、地下鉄には乗らず、大通りを歩いてSOGOまで行ってみることにした。やはり街の様子を見るのは、歩くのが一番である。息子をバギーに乗せ、ホテルを出発した。
ホテルは台北駅のすぐ隣にあるので、ホテルの周りもかなりの繁華街である。でもホテルからちょっと歩いただけで、周りはけっこう古い建物が多いことに気づいた。エアコンの室外機がビルの壁にたくさん張り付いていて、今にも落ちてきそうで怖いような建物もある。
そういえば10年近く前、台湾大地震があったけど、あの時こういうビルは大丈夫だったのかな、なんて思いながらその下を歩いた。
大通りの歩道は並木が並んでいたりするのだが、その並木がいかにも南国っぽい木で、「ああ、やっぱりここは東京ではないんだな」と思わせる。この時期でも青々とした緑が茂っていた。
歩いていると、すぐに地下鉄の隣の駅に着いた。“善導寺駅”という駅名だけあり、地下鉄出口の目の前には、そのお寺の建物があった。大きくて迫力のある建物である。
そのままてくてく歩き続ける。それにしても台北も交通量がとても多く、歩道は広くて歩きやすいが排気ガスがすごい。バギーに乗せている息子のことが気になるほどだ。
交通量の多い信号を渡るのにはだいぶ慣れてきたが、この排気ガスにはけっこうまいる。たくさん走っているバイクの運転手は、マスクをしている人が多いのもうなずける。
こうして大通り沿いの単調なまっすぐな道をひたすら歩いた。そしてやっと3つ目の駅の忠孝復興駅というところに着いた。ここの駅にはMRTの木柵線というのも交わっていて、乗換えができる。木柵線はモノレールみたいに地上高く走る電車だ。その木柵線の線路と木柵線の忠孝復興駅が地上高く、私たちが歩いてきた忠孝東路の上を横切っているのが見える。そして忠孝東路と木柵線の交差している角のところに、SOGOの青くて大きなビルがあった。
ここの交差点のところを越えたところに、もう一つSOGOがあるらしい。そちらSOGOのほうが古いみたいだ。昨日のガイドさんが言うには、新しい青いビルのSOGOは女性メインの売り場だと言っていた気がする。
そしてこの青いSOGOの地下には、台湾で超有名な“鼎泰豊(ディンタイフォン)”という小籠包のお店が入っているのだ。台湾で一番おいしいといわれている小籠包のお店である。
滞在中に一度は食べてみようと思っていたお店なので、ここまで来たからにはついでに寄っていこうと思い、SOGOのビルの入り口に向かった。が、残念なことに、この時はまだSOGOの開店の11時になっていなかったため、お店に入れなかった。今はあきらめてまた違うときに出直すことにした。
そういえば台北は多くのお店が11時開店らしく、この近辺にある食べ物屋さんはみんなまだやっていなかった。出てくるのがちょっと早かったみたいだ。かといってこの辺でやることも特になかったので、ホテルの方に戻りながら、どこか開いているお店を探して軽くお茶でもすることにした。
マタニティ日記 |
看護師転職記 | 保健師学校の思い出 | 看護師のお仕事! |
看護師のお悩み相談室 |
プラハ旅行記 | イタリア旅行記 | ポルトガル旅行記 |
ギリシャ旅行記 | 南欧・モロッコ旅行記 | みんなの旅行記 |
福岡旅行記 | 長野旅行記 | 那須・鬼怒川旅行記 |
子連れ家族旅行記 > たび猫の台湾旅行記2008 |
読書・食べ歩き日記 |
旅行大好き・たび猫!ホーム |
カンボジア&タイ旅行記 素材屋花子 育児の悩み相談・雑談掲示板 |
このサイトはリンクフリーです。好きなページにリンクを張って頂ければと思います。
たび猫の台湾旅行記2008