この通りの途中で、お店の前に行列ができている食べ物屋さんを発見した。中で食べるところはないらしく、次々と買ったお客さんがお店の前の道で、立ったままあちこちで食べている。どうやらラーメンみたいなものを食べているみたいだ。こんなに混んでいるならおいしいに決まっていると思い、息子も眠ったこともあるので、さっそく私もその行列に並んでみた。夫は少し離れたところで息子を連れて待っていてくれた。
お店の壁に貼っているメニューを見ると、大か小かしかない簡単なメニューだった。列はけっこう長く見えたが、回転が速いらしく、あっという間に私のところに注文を聞いてまわっているスタッフの若い男の子がやってきた。
私が一瞬、なんと答えていいのかわからず戸惑っていると、彼はすかさず日本語に切り替えて尋ねてくれた。ほっとしたが、こんな小さな屋台に毛がはえた程度のお店のスタッフでも日本語がしゃべれるのかと思い、びっくりする私であった。
大きいのにするか小さいのにするかと聞かれ、「大きいのはどのくらい大きい?」と聞いたら、彼は嫌な顔もせずすぐ器を取りに行ってくれ、私に見せてくれた。夫と二人で食べるには十分な大きさだったので、大にすることにした。ちなみに大は55元(200円弱)で小は40元(150元くらい)だった。
それと「香菜OK?」とも聞かれたので、「OK」と答える。日本人では苦手な人も多いけど、私は大の香菜好きだ。注文を聞かれてからは、あっという間に私の番になり、器たっぷりのラーメンを渡された。夫のところに戻り、私たちも他の人と同様に、道端で立ったままその熱々の麺を食べた。
麺はソーメンのような細麺で、スープは鰹のようなだしがよくきいていて、熱々でとろっとしている。やはりここのスープもだしがしっかりきいている薄味のさっぱり味だ。ほっとするようなおいしさだ。
その上に香菜がトッピングされていて、それがすごくいいアクセントになっている。スープにはイカみたいなモツみたいなものが入っていて、すべてが絶妙なバランスでものすごくおいしかった。そのため夫と二人で取り合いのようにして、あっという間に食べてしまった。やはりこの混み方には理由があった。並んで正解である。
あとで地図で確認すると、どうやらこのお店は“阿宗麺線”というお店らしい。台湾の伝統的な麺線の味を保っているお店だという。麺線とは、日本のソウメンによく似た台湾独自の細麺のことらしい。見た目は日本のソウメンと似ているけど、味付けとかぜんぜん違うので、ぜひ食べる価値のある麺だ。また台湾にきたらぜひ食べに来たいお店の1つである。
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