たび猫の台湾旅行記2008
台北駅地下ショッピングセンターで食事
疲れたしどこかお店に入って夕食を食べることにした。でも初日だし、これからまたおいしいお店を探すのも面倒だったので、先ほど行った地下のショッピングセンターに入り、あの中に並んでいるお店の１つでご飯を食べることにした。さっき見た時、どのお店もおいしそうに見えたからだ。
数軒あるお店のどれにするか色々迷ったけど、一番奥にあるお店に入ることにした。ところでこの辺にあるお店はたいがい写真つきのメニューが飾ってあるので、選びやすくて助かる。そこで私は魯肉飯という肉そぼろがのったような丼ご飯を頼んだ。これは台湾のお店で必ずあるメジャーなご飯だ。夫はラーメンみたいな麺とチキンカツみたいな定食を頼んだ。息子はまだぐっすり眠っていたので、2人でゆっくり夕食を食べられる。
お店は簡単なつくりで、ちょっとした調理場でちゃちゃっと食事を作り、地下街の通路とはオープンな感じに並べられているテーブルに運んできてくれ、ささっと食べるようなお店。安くて気軽なお店だ。お客さんは女子高生とか意外に若い子が多かった。
あっという間にご飯が来た。魯肉飯は、小さめなおわんにたっぷりのご飯とそぼろ肉がかかっている。
食べてみると見た目よりも薄味であっさりしている。特にくせなどもなく、日本のそぼろご飯と同じようにおいしく食べられる。欲を言えば、そぼろ肉をもっとたくさんのせてほしかった。
夫が頼んだラーメンも日本のラーメンにくらべ、かなりあっさり味。ぜんぜんしつこさがなく薄味だ。中華料理といえば、こってりというイメージがあったので、これは意外だった。しつこさがないので、するっと食べられる。お腹にやさしそうなおいしさだった。
チキンカツはものすごいボリュームだった。とにかく大きい。でも揚げたてで鶏肉もやわらかくてとてもジューシー。日本のチキンカツと違って、アジアっぽい香辛料の味がしてすごくおいしい。中華料理のお店で食べる豚肉の揚げたものも、たしかこんな匂いと味がしたっけと思い出す。中華風のチキンカツといった感じで、とにかくおいしかった。すごいボリュームだと思ったけど、おいしくて二人であっという間にたいらげてしまったほどだ。
こんな食事を食べたらもちろんビールが欲しくなり、お店のお姉さんに中国語で「ビールを下さい」と言ってみた。最初は通じなかったけど、そのうち意味がわかったみたいで、「ない」と言われた。あとでわかったのだが、どうやらこの地下ショッピングセンター内の食堂では、どこもビールを置いていないらしい。どうしてなんだろう？残念だった。
旅行前
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