しばらく歩き、ちょっと疲れたので九份(きゅうふん)名物のスイーツ芋圓でも食べながらどこかで休憩でもすることにした。このスイーツ、10年くらい前にこの町に来たとき、台湾人のご夫婦にご馳走になったものなのだ。お汁粉と白玉だんごをかけあわせたようなスイーツで、お汁粉よりも甘さすっきりで白玉だんごよりももっともちもちしている。この食べ物のおいしさが忘れられず、今回九份でどうしても食べたかったのだ。
このスイーツを食べられるお店は色々あるのだが、ちょっと雰囲気の良さそうな店構えのお店があったので、そこに入って休むことにした。お店の奥の方にある席は、どうやら眺めも良さそうである。お店の名前は、“九份思想曲古坊”というらしい。
路地に面した店先に、アイスのケースのような透明な入れ物の中に、タロイモでできた餅やトッピングの蜜みたいなものが色々入っている。そこで食べたいものを組み合わせて注文し、奥の席に持っていって食べられるようだ。
芋圓は温かいお汁粉みたいにする食べ方や、かき氷みたいな食べ方もできる。私は雨が降っていて寒かったので温かいものを、夫はかき氷みたいなほうを頼んだ。両方とも1つ40元(140円くらい)。どちらもかなりボリュームたっぷりだ。
品物を受け取り、奥にある席に座った。ここからは窓ガラス越しに山からの景色が楽しめる。なかなか爽快な眺めだ。雨が降っていたため霞んでいたので、晴れていたらもっと良かっただろう。私たちが座った席のそばに階段があった。頻繁にお客さんが昇り降りしていたので、どうやらこの上の階にも席があるみたいだ。見た目よりもけっこう大きいお店だ。お客さんは台湾人らしき人が多かった。
芋圓は、記憶の中のおいしさと変わらないものだった。お汁粉みたいな温かいあずきの中に、白玉みたいな小さ目のおもちがたくさん入っている。白玉よりももっとやわらかくてもちもちしていて、その食感がとてもいい。それに甘さ控えめなので、お汁粉よりも軽く食べられる。
ただ、ボリュームたっぷりでかなり量が多かったので、いくらお汁粉よりも軽い感じだと言っても、全部食べるのは大変なほどの量だった(といいながら完食したが)。二人で1つを食べるのでちょうどいいくらいかもしれない。
一方、夫が頼んだかき氷タイプのものは、おいしかったけどやはり夏向きメニューである。この日は雨が降っていて寒いくらいだったので、夫は震えながら食べていた。しかも、食べ始めてから「あっ、これかき氷だけど、氷を食べて大丈夫かな?」なんて心配している。外国で氷を水道水とかで作っていたりすると、その氷でお腹を壊してしまう場合があるからだ。このお店はそんなに怪しそうなお店ではなかったので、大丈夫だろうということで食べてしまったが、心配しながら食べていた。結局、その後お腹の調子が悪くなることもなかったので、どうやら大丈夫だったみたいだ。
こうして九份ではこのスイーツでお腹いっぱいになってしまい、魚湯丸とか他のおいしそうなものは何も食べることができなくなり、それがすごく残念。旅行に来ると、次から次へと色々食べたいものがでてくるので、すごくよく食べる私のお腹でもぜんぜん足りない。特に台湾は食べたくなるものが多く、そのことを痛感する場所であった。
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