バスは順調に進み、ほぼ予定通りの時間に成田空港に着いた。空港にバスで向かったのは初めてだったので、空港の敷地内にバスが入るとき、空港のスタッフがバスに乗り込んできて、乗客全員が簡単な検問を受けるのを知って驚いた。ほんの形式上くらいのチェックなのだが、乗り込んできたスタッフに、パスポートとかの身分証の提示を求められるのだ。そういえば、電車で成田空港に着いたときも、空港に入るところで身分証明書を求められたっけ、なんて思い出した。
それにしてもバスに乗り込むとき、大きな荷物と一緒にパスポートまでトランクに預けてしまわなくて良かったと、今更ながら胸をなでおろした。でも、もし預けていたらいったいどうなっていたのだろう。バスを停めてトランクに取りにいかされるのだろうか?
検問も終わり、今回私たちはJALの飛行機なので第2ターミナルでバスを降り、目の前の出発ロビーの建物へ入る。そして団体ツアーカウンターのところへ向かった。
今回の旅行は、私たちにしては珍しく、フリーのツアーを申し込んだ。というのも、台湾は格安航空券とホテルを自分でそれぞれ取るよりも、フリーのツアーのほうが安かったりするのだ。それにツアーだと、たとえ全行程フリーであっても空港からホテルへの送迎だけはついていたりする。小さな子ども連れにはこれがけっこうありがたかったりするのだ。
というわけで、まずは団体カウンターでチェックインの手続きをした。ところで現在は飛行機に乗るとき、事前にWebチェックインというのを72時間前からインターネットでできるらしい。事前に送られてきたツアーパンフレットに、Webチェックインをやっておくよう書いてあった。どうやらこれをやると、チェックインだけでなく、自分で好きな席を選べるらしいのだ。
そこで、旅行の前日の夜になって、夫が家のパソコンでやろうとしたら、なぜか何度やってもできなかったのだ。なぜできないのかわからず、ちょっと焦ったのだが、真夜中だったため旅行会社に問い合わせようがなく、まさかこれをやっていなければ飛行機に乗せないというわけではないだろうなと不安になりながらも、今日の出発を迎えたのであった。
カウンターのお姉さんに、Webチェックインができなかったことを伝え、大丈夫か聞いたところ、もちろんやっていなくても問題はないとのことだった。できなかった理由は、どうやら息子の年齢のせいらしい。というのも、2歳未満の子どもは緊急時の酸素マスクのサイズが限られているため、座れる席がある程度決まっているから事前のWebチェックインができないということだった。そういうことかと安心する。
無事にチェックインし、往復のチケットを受け取った。緑色のぴらぴらの普通の紙だ。うっかりしたら、他の紙と混ざってしまい捨ててしまいそうだ。往復なのでこれをなくしたら大変である。パスポートなどを入れる貴重品袋に大切にしまっておく。
その後、私たち2歳未満の子連れは、さらにサポートカウンターというところに行くよう言われる。そこで席の確保と荷物を預けてくださいと言われた。
サポートカウンターは、普通の団体カウンターの後ろにあり、ちょっとビジネスクラスとかのカウンターみたいに、高級っぽい感じのするカウンターだった。2歳未満の子連れだと、最初からいつもと違った配慮というか対応が色々あり、初めての経験でなんだかわくわくしてくる。
ここのカウンターに行って手続きをしたところ、スタッフのお姉さんはとても嬉しいことを言ってくれた。私たちの席は、目の前が壁になっているところの4人席(よく大型画面がある壁のところ)で、なんと飛行機が満席にならない限り、できるだけ隣の2席には誰も乗らないようブロックするということである。
2歳未満の子連れだと、こんなにも優遇してくれるものかと感激する私たち。普段飛行機に乗って特別扱いを受けたことがない私たちだけに、この言葉だけで嬉しくて舞い上がってしまうのであった。今回の旅行は、3連休の最終日からの日程だったので、あとは飛行機がすいていることを願うばかりである。
荷物はベビーカーだけを預けた。今回は二人ともバックパックのみの身軽な格好である。子連れだと機内で突然何が必要になるかわからないし、面倒臭がり屋の私にはそれを考えて荷物を選り分けるのも面倒だ。それに、もし荷物を紛失なんてされてしまうと大変なので、ベビーカー意外の荷物は全部持ち込むことにしたのであった。ちなみに、機内の持ち込みは一人10㎏までらしい。
私たちがこのような手続きをしている間、息子は近くのおもちゃコーナーでずっと夢中になって遊んでいた。ここにはいいおもちゃがたくさん用意してあり、色々手続きが必要な親にとっては、ありがたい設備だった。
手続きが全て終わったので、まだまだおもちゃで遊びたそうな息子を無理やり連れて、レストランで朝食を食べることにした。なるべく息子がご機嫌をそこねないよう、窓から飛行機の離発着が見える、長めの良いレストランに入った。
ここで夫はホットドッグのモーニングセット、私は息子と一緒に食べられるようハンバーグセットを頼んだ。もうすぐ機内食も出るというのに、朝からけっこうしっかり食べてしまった。
息子は最初、大きな飛行機を目の前にして嬉しそうだったのだが、そのうち飽きてごねだし、どうにかご飯を食べさせると、早々にレストランを出て搭乗口に向かうことにした。
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