夕食はまた、駅の地下街へ出かけた。近くて便利なのだ。外に出ると雨はやんでいて、けっこう温かい。
地下街をぶらぶら歩く。雑貨などを売っているお店で、キリンのかわいい小物入れみたいなものがあったので、息子のために買ってあげた。150元(500円ちょっと)。
ここのお店の若いお姉さんもやっぱり日本語が話せた。本当にみんなよく日本語がしゃべれると感心する。
息子は最近、動物の名前を少しずつ覚え始めたところで、この小物入れに大喜び。「キリンさんだよ」と教えてあげると、すぐに覚えたみたいだった。
その後また昨日も行った食堂が集まったところへ行ってみる。今夜もここのどこかのお店で食べることにしたのだ。昨日は一番奥のお店に入ったので、今日は数件手前にある、愛想の良いお姉さん(おばさん?)がいるところに入ることにした。
愛想がいいというか、多少強引というか、お店の前で写真つきメニューなんかをみていると、あれこれ勧めてくるのだ。なんだかよくわからないものでも、親切に教えてくれるのでここで食べてみることにした。
ここで魯肉飯と魚丸湯(魚の団子スープ)、美濃板篠(乾)、鮮肉扁食麺というのを頼んだ。ここのお店も、テーブルに置いてある伝票みたいなメニュー表みたいなものに、欲しいもののところに印をつけ、お店の人に渡すという仕組みだ。
魯肉飯は昨日のお店でも食べたが、こちらのお店の方が味がしっかりしていておいしい。
息子もバクバクよく食べた。
魚丸湯は魚のつみれが入ったスープで、九份名物の料理だ。私はつみれが大好きだし、九份で食べれず残念だったので、さっそく食べてみる。
期待通りのおいしさだ。スープはあっさりしていて、でもしっかりだしがきいている。つみれは丸くてぷりっとした白いお団子みたいで、日本のつみれにくらべるともっとかまぼこっぽい感じ。ぷりぷりしていておいしかった。体が温まるしほっとする感じのおいしさだ。
美濃板篠(乾)は、坦々麺のつゆがないようなものだった。これもおいしい。
もう一つの鮮肉扁食麺というのは、ワンタンメンみたいなものだった。扁食麺というのがたぶんワンタンメンという意味で、具によって前の“鮮肉”というところが色々変わるみたいだ。“鮮肉”というから、きっと肉入りワンタンなのだろう。これもまたすごくおいしかった。特にスープがおいしい。
3人でこれらを食べ、全部で130元(500円くらい)。めちゃめちゃ安い。ここら辺のお店は、どこも大体このくらいの値段で、1品が小ぶりなので色々な料理をちょこちょこ食べたい私にはちょうどいい感じだ。
息子は自分が食べるだけ食べたら、さっそく活動開始。椅子から降りて脱走してしまった。まだ食べ終わっていない私たちは、順番に息子の様子を見ながらご飯を急いで食べた。息子はお腹いっぱいになり、元気が出たみたいで、ちょっと目を離すとものすごい勢いでお店の外に走り出てしまう。このお店の近くには、UFOキャッチャーがたくさん置かれているゲーセンみたいなお店もあり、どうやらそこが気になるみたいで、ちょっと目を離すとそこに行ってしまうのだ。
そんな息子を何度も連れ戻していたら、食堂のスタッフの女性の一人が笑いながら「足、速いね」なんて中国語で言っていた。必死で息子を連れ戻しながらも、女性の中国語が理解できたことに内心「おおっ!わかったぞ」なんて喜ぶ私であった。
私は昔中国語を勉強していたことがあり、今も細々ながらも家で暇があるとちょっとだけ勉強したりしている。と言っても、もちろんほんの片言レベルである。今回、台湾に旅行することが決まり、旅行前はいつもよりも中国語の勉強に力が入った。そして旅行に行ったら積極的に中国語を使い、実地で特訓しようと思っていたのだが、幸か不幸か台湾人は驚くほど日本語をしゃべれる人が多く、今まで日本語だけでけっこうどうにかなってしまっている。
もちろんみんな私の中国語のレベル以上に、日本語を上手に話せる人ばかりだ。というわけで、私の中国語の出番はほとんどない(出番があったとしても、たぶんほとんど使い物にならなかったかもしれないが)。だから、こんな些細なことでも中国語を少し理解することができる自分を確認できて、嬉しかったりしたのだ。
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