そのうちふとしたことがきっかけで、隣のベンチに座っていた女の子のお母さんが私たちに日本語で話しかけてきた。驚くことに、お母さんは日本語がぺらぺらの台湾人だったのだ。一瞬、今まで夫と話をしていた中で、聞かれてはまずいことは言ってなかったかちょっとドキッとしてしまった(みんな日本語がわからないだろうと思っていたから)。
お母さんは明るくてとても感じのいい方だった。以前日本に1年くらい住んでいたことがあるというのだが、1年にしては日本語が驚くほど上手だ。「ずいぶん日本語が上手ですね」というと、「だいぶ下手になりました」と笑っていた。
それから、色々な話をした。なぜ日本に住んでいたのかということや、彼女のこと色々。それに台湾のことも色々教えてもらった。
彼女によれば、台北はやっぱりどこもだいたい治安が良く、夜も安全なので子連れで出歩いても大丈夫だという。この永康街も夜にはもっと賑わって面白いし、おいしいお店も多いので、夜来たほうがいいとも話していた。ついでにこの辺のおいしいお店を教えてくださいと言ったら、わざわざどこがおいしいか連れて行ってくれるという。子どもたちを連れて、一緒に歩くことにした。
私たち大人が夢中で話している間、うちの息子と彼女の娘さんはいつの間にか連れ立って、この公園に遊びに来ていた幼稚園(保育園?)の園児たちの群れの近くで遊んでいた。その子たちがみんなでお遊戯みたいなことをやっていて、そこの輪の後ろで楽しそうに一緒に踊っていたのだ。
親同士が仲良く話しているのを見て、子ども二人も親近感を覚えたみたいで仲良くなったみたいだ。
そんな子どもたちを連れて、永康街を歩く。からあげのおいしいお店、マンゴーかき氷のおいしいお店、タピオカミルクのおいしいお店、おやきのおいしいお店、台湾料理のおいしいお店など色々教えてもらった。ただ彼女によると、この辺のお店はそれほど安いというわけではないらしい。
彼女はとても穏やかな人柄で、話し方も丁寧なのだが、なぜかおいしいお店を教えてくれるとき、「ここ、超ウマイ」と言う。その言葉遣いと彼女のギャップが笑えた。彼女に日本語を教えた人が、「ウマイ」と教えたのだろうか。ほほえましかった。
それと、彼女は私たちに「タイペイ101には行きましたか?」と聞いてきた。タイペイ101は台北の新しい観光名所の高層ビルである。遠くからでも竹のような形のタワーが見えるし、いたるところで写真を目にするので知ってはいたが、まだ行ってもいないし特に行くつもりはなかった。でも彼女は「ここからバスに乗ればすぐなので、ぜひ行ったほうがいい」と言っていたので、時間があったらあとで行こうと思った。
たくさん話をし、台湾のことやお店のことを色々教えてもらい、彼女たちと別れた。その頃には息子たち二人は、お友達のように仲良くなっていた。貴重な出会いであった。
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