桟橋へ向かう途中、“元祖チーズもみじまんじゅうの店”という看板のお店を見つけたので、せっかくだからとお土産用のもみじまんじゅうをここで買うことにした。お土産用のほかに、私たちのためのバラのもみじまんじゅうもいくつか買う。色々な味があったので、色々買ってみた。1つ80円。
ただこのお店、おばさんが少し無愛想な感じであった。「どれくらい日持ちしますか?」と聞くと、「ここに(賞味期限が)書いてあります」と憮然と答えたり、全体的に高飛車だったりと・・・。まあ観光地だからこんなもんかと思い、ちょっと後味の悪い思いをして帰った。
しかも次の日ここで買ったもみじまんじゅうを食べたら、味がいまいち。表参道商店街のほかのお店で買ったもみじまんじゅうのほうがよっぽどおいしかった。特にチーズもみじまんじゅうが一番いけてなかった気がする。チーズが固くて古くなったような感じ・・・。
よりにもよって人にあげるお土産用のもみじまんじゅうをあのお店で買わなければ良かったと、あとで後悔。品質とスタッフの性質は比例するのだろうか。もみじまんじゅうにもはずれがあるんだなーと知った一件だった。
桟橋に着き、旅館に電話をし、預けた残りの荷物を持ってきてもらうことにした。こういうサービスをしてもらい、本当に助かった。
桟橋のある広場でしばし待つ。その間にも鹿が私たちのところに寄ってくる。どうやら私のお土産のもみじまんじゅうを狙っているみたいで、ちょっと怖かった。息子は最後まで鹿と触れ合い、喜んでいたが。
すぐに旅館のかたが車で荷物を持ってきてくれた。荷物を受け取ると、ちょうど16時45分発のフェリーに間に合いそうだったので、急いで乗り場に行き、ぎりぎり乗れた。ちょうど良かった。
夕方のフェリーは、けっこうたくさんの人で混んでいた。私は中の椅子に座り、たまっていた日記などを書いたりしていたが、夫と息子は外のデッキでずっと景色を楽しんでいた。
何度も行き来をした宮島とも、いよいよお別れだ。予定外に宮島に長く滞在することができて本当にラッキーだったと思う。でもそれでもまだ宮島を十分見尽くしたとはいいきれない。息子がもっと大きくなったら、一緒にもっと歴史の勉強でもしなおして、また来てみたい。
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