夜の宮島はこれまた幻想的で美しく、疲れを忘れるほどであった。厳島神社までの海岸沿いの道は、灯篭が海に沿っていくつも並んでいて、その灯りがなんともいえない幻想的な雰囲気をかもし出している。海の中に建つ真っ赤な大鳥居はライトアップされていて、真っ暗な海の中に明るく鳥居が浮かびあがり、昼よりも大きく見えるほど迫力がある。昼間とはまったく違う美しさ。
今日の移動はものすごく大変だったけど、このご招待がなければ夜の宮島を見ることは絶対になかっただろう。こんな貴重な経験ができて、その意味でもありがたいと思った。
夜はクルージングもやっているみたいだ。2隻の船が鳥居をくぐったりしていた。ただその船が普通の色気のない船で、しかもけっこう音がうるさい。せっかくの幻想的な雰囲気をちょっと壊していて残念。せめて隅田川に浮かんでいる屋形船みたいなのを出せばいいのに・・・と思った。
こうして岩惣に再び戻ったのは21時半過ぎくらい。入り口を入ったところにレストランがあるのだけど、そこを貸切にして親戚一同でご飯を食べている最中だった。というか、ほとんどみんなご飯を食べ終わっていたのだけど、私たち家族が帰ってくるのを待っていたらしい。
私たちの席も用意されていて、そこに案内される。なんとど真ん中の一番目立つ席。しかもレストランは22時までということで、急いでご飯を食べる。
さすが高級旅館だけあり、夕食もかなり豪華なもの。ボリュームたっぷり。普段の私ならかなり嬉しいのだけど、今日は披露宴でもお腹いっぱい食べ、それほど時間もたっていなかったので今はまだぜんぜんお腹がすいていない。夕食を抜いてもいいくらいのお腹の状態だったので、ちょっともったいない料理だった。
しかも一番目立つ席で、既に食べ終わった親戚の方々がみんな私たちをニコニコと見守っている。かなり緊張してご飯を食べた。
ご飯はどれもこれも美味しくて、お腹がいっぱいだったけど、結局かなり食べてしまった。特におこぜの唐揚げとすき焼きが絶品だった。どの料理も上品な味わいである。
私たちが食べ終わるのを待って、親戚一同解散。みんなと少し話をして、部屋に引き上げた。私たちを招待してくれたおじさん、おばさん、本当にどうもありがとうございました。
部屋に案内されると、老舗の旅館らしい古いけど広くて落ち着く感じの部屋だった。さすがに私たちが泊まっているビジネスホテルとはくらべものにならない。移動はすごく疲れたけど、やっぱり来て良かったと思った。ホテルとは違って、心の底からくつろげる感じがした。
部屋の窓からはすぐそこに山の斜面が見える。でも少し顔を乗り出して左の海のほうをのぞくと、ライトアップされた大鳥居も見える。観光にはとても便利なところだ。1泊だけではもったいないほどである。
せっかくいい旅館に来たので旅館の雰囲気を色々味わいたいところだったけど、さすがに三人とも疲れ果てていたので、その後すぐ寝る準備をし、お風呂も入らずに三人ともぐっすり眠ってしまうのであった。
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