船着場から厳島神社までは海沿いの道を歩いた。船着場前の広場で、もうさっそく鹿に出会った。
鹿を見て、突然高校生の頃の記憶がよみがえった。「ああ、そういえば奈良だけでなく、宮島にもたくさん鹿がいたな」ということを。
私たちの高校は、修学旅行が奈良・京都・広島だったのだが、奈良でたくさんの鹿を見たのはよく覚えていたけど、宮島にも鹿がたくさんいたのを今日まですっかり忘れていたのだ。
でもこうして現地に来ると、突然記憶がよみがえり、「そういえば修学旅行で同じグループだった男の子が、厳島神社でおみくじを引いたところ、凶が出てひぇ~なんて絶叫していたら、さらにその直後にそのおみくじを鹿に食べられていたっけ」なんていうことまで思い出したのであった。
あの時と変わらず、今の宮島の鹿ももの欲しそうに観光客のところにどんどん寄ってくる。あの時友達のおみくじを食べてしまったように、すきあらば何か食べ物はないのだろうかという感じで。実際、近くで地図をばりばり食べられている観光客もいた。鹿は紙を食べるみたいだから、紙をぺらぺら持ち歩かないほうがいいみたいだ。
初めて見る鹿に、息子は大喜び。さっそく近づいてなでたりしていた。でも鹿はけっこう大きいので、ちょっと腰が引けてはいたが。
鹿と少し戯れたあと、海沿いの道を歩いて神社へ向かった。海沿いなのでとても気持ちのいい道だ。
途中雰囲気の良さそうな旅館とかもある。宮島で厳島神社にも近く、海を目の前にして建っている。こんな旅館にも一度泊まってみたいものだ。
この海沿いの道にも、鹿はあちこちいた。普通に道を歩いていたり、木の下で寝ていたり、本当に鹿が多い。
なんでこんなに多いのだろうと不思議に思うほどだ。
しばらく歩くと、大きくて立派な石の鳥居のところに着いた。いよいよここから厳島神社になるのだろう。ここは本当にたくさんの観光客で賑わっていた。みんな大鳥居の写真を撮ったりしている。外国人の姿もけっこう多い。さすが世界遺産の神社だけある。
ここからが厳島神社の参道になるのだろうか。ここからも今までと同じように海沿いの道が続く。右側がきれいな海で左側は山になっている。だから参道の左側は緑の木々なのだが、この緑がまたきらきらと輝くように美しく見えた。なんかいつも思うのだが、神社の緑ってすごくきれいな気がする。
そしてここまで来ると、厳島神社を象徴する海の中に建つ真っ赤な大鳥居がすぐ近くに見える。これがまた大迫力だった。それにこの参道あたりから見る厳島神社も、ものすごく美しかった。海ときれいな参道と大迫力の大鳥居、それに威風堂々とした格式のある厳島神社、全てがもう圧巻だと思った。
海沿いのこんな美しい参道を持つ神社というだけでも、すごく珍しいんだろうなーと思いながら、そしてあちこちの景色に感動しながら参道を進んでいった。
この時間には潮が少し引き始めていた。たしか船の発着所のインフォメーションのところに、今日の干潮の時間が書いてあった。それによると14時36分くらいだったと思う。ということは、もう少しすれば潮が引ききった厳島神社の景色も味わえる。せっかくなので、ぜひとも両方拝んでみたいものである。
少し歩くと、いよいよ神社の建物のほうに入れる入り口のところに着いた。ここから拝観料を払い、中に入れるらしい。ここらへんもたくさんの観光客であふれていた。
普通なら、何はともあれ厳島神社参拝なのかもしれないが、私たちはそこの入り口を素通りし、神社の裏のほうへ続いている道を進む。時間もあまりなかったので、とにかくロープウエイを目指したのだ。
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