ロープウエイ乗り場に下りたときは、たぶん12時半くらいだった。これなら麓に降りる頃には13時くらいになるだろうから、式も終わっているかもしれない。帰りは行きと反対に、まずは大型ゴンドラのロープウエイに乗って中継駅に、そしてそこから小型のあの恐怖のロープウエイに乗って帰った。
またあの恐怖を味わうのかと思い、小型のロープウエイに乗り込むときは意を決して乗り込んだのだけど、帰りは「あれ?意外と怖くない」という感想だった。ロープウエイに慣れたせいか、それとも往きとは見える景色が違うせいか、足が震えることもなくまったく怖くなく、余裕を持って乗ることができた。
どのくらい余裕があったかというと、ロープウエイの中で息子と二人きりなのをいいことに、化粧直しをしてしまったほど^^;我ながら驚くほどの変化であった。
こんな感じで余裕しゃくしゃくで化粧直しをしているところに、夫から電話。そろそろ式が終わっているかと思いきや、なんとまだ式自体が始まっていないとのことであった!びっくり。
では今まで何をしてたかというと、11時半にまずは岩惣の旅館に親族が始まり、そこからみんなで厳島神社へ移動。そして親族紹介をしたり、神社の境内の中をみんなで移動しながら、あちこちで写真を撮ったりしていたとのことであった。さすが世界遺産の神社で挙げる結婚式は、前置きが長いみたいだ。
そして式自体は13時から始まるという。しかも式が始まってしまうと、そこには親族しか立ち入れなくなってしまう。それに引き換え、かえって今までは神社のあちこちをうろうろしながら写真を撮っていただけだから、私たちが一緒にいても分からなかっただろうということであった。がっかり。それならそうと早く教えてくれよと思ったら、夫も何度も私に電話をしていたが、圏外で通じなかったということだった。
まあロープウエイで降りている途中だったので、このまま厳島神社まで向かいそこで待つことにした。ロープウエイを降り、切符売り場で預けておいたバギーを受け取り、バス停に向かって階段を降りる。さっき夫と別れるとき、息子が泣いて夫を追った現場だ。
息子が夫を追いかけたとき、「お父さんは結婚式に行くから駄目だよ。ちび猫とお母さんは呼ばれていないから行っては駄目なんだよ」と強く言い聞かせた私たち。息子はそれをよーく覚えていたみたいで、帰りにこの階段を降りるとき、「もう行ってもいいの?お父さんのところに行っていいの?」と聞いてきた。どうやらこの階段を降りることすら駄目だと思っていたみたいで、その息子のけなげさに泣けてきた。
「お父さんのところに行こう!」というと、ものすごく嬉しそうにはしゃぎながら階段を走っていく息子であった。それを見てまた泣ける親バカな私であった。
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