岩惣のところでバスを降り、いよいよ厳島神社に向かった。岩惣から厳島神社はすぐである。入り口のところで、拝観料として300円必要だということを知った。やはり世界遺産だからか?
海の上に建っている境内は、たくさんの観光客で賑わっていた。境内は木の通路なのでバギーでもそのまま周れる。ただ板の継ぎ目ががたがたするので、多少の押しにくさはある。
真ん中の一番重要そうな部分に向かって歩いた。するとやはりその一番目立つところの建物の中で結婚式は行われていた。建物中といっても、手すりがあるだけで壁などで区切られていないため、観光客が通る通路から中は丸見え。だからものすごくたくさんの観光客が手すりの外から、バシバシ写真を撮りまくっている中で式は行われていた。
私は今まで厳島神社で結婚式ができることを知らなかった。というか、そんなこと考えてみたこともなかった。だからここで結婚式を挙げると聞いたときはびっくりしたし、たぶん多くの観光客もそうだったと思われる。みんなものすごーく珍しそうに、そしてこの貴重な機会を逃さないとばかりに、パシャパシャ写真を撮っているのだった。
海の中に建つ珍しい神社でもあり、世界遺産でもある厳島神社。それだけでもすごく価値あることなのに、そこで和装の結婚式が行われている。これは観光客にとっては相当嬉しい光景だ。私もたまたまそこに居合わせたら、きっと誰だか知らない人でも写真を撮っていただろうなーと思った。
ただ、その分かなり目立つ結婚式だ。私ならちょっと無理って思った。私たちは普通の結婚式を挙げたが、普段から人に注目されるのが苦手な私は、それでさえちょっとうんざりした。だから見知らぬ人にまでこんなにたくさん注目される結婚式を見て、「おお、勇気あるなー」と思った私であった。
私がどうであれ、とにかく見る分には素晴らしい結婚式だった。厳島神社の歴史ある厳かな雰囲気の中で、紋付袴と白無垢姿の新郎新婦が神前式を挙げている。花嫁さんは、「こんなに白無垢が似合う人は見たことない」というほどきれいで、そのせいもあり式全体がものすごく美しく感じた。そして神前式の結婚式は、日本の歴史や伝統を感じさせるもので、普段の生活では失われてしまい見ることのできない何かを見せてもらったような気がして、ありがたいような気持ちになるほどだった。
そして思った。やっぱり日本の文化や伝統というものを、色々な形で残していかなければもったいないということを。そんなことを思いながら、夫のいとこの結婚式を手すりの外からたくさんの観光客にまざって見ていた。
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