岩惣に直行したと言っても、途中神社の後ろのほうに焼き牡蠣のお店があったので、ついそこで立ち食いをした。宮島に来たらぜひともカキを食べたかったので、ひかれるようにしてそこのお店で立ち止まる。店先でカキを焼いていて、買ってその場で食べられるので、さっそく買ってみた。カキ2個で400円。すごく安い気がする。
そこにはレモン汁とポン酢が自由にかけられるよう置いてあったので、私たちはレモン汁だけかけて食べた。熱々の焼き立て。生臭さなどはまったくなく、期待通りのおいしさだった。もっと食べたい気がしたけど、これから披露宴でおいしいものがたくさん待っているだろうから、やめておく。
岩惣に着き、まずは新郎のご両親(夫の叔父・叔母)に挨拶に伺う。もうひたすら平身低頭する私。おじさんもおばさんも笑って「一緒に祝ってください」とのこと。ここまで来たらもうこの言葉に甘えて、楽しませてもらおうと思った。
その後親族の控え室へ。旅館の1室が控え室になっているという感じで、夫の親戚たちがそこでくつろいでいた。今回夫のいとこたちが多数出席しているかと思いきや、夫のほかには2人しかいなかった。そのうちの一人は、夫の実家近くに住む女の子で、彼女とはけっこう会う機会も多く、話しやすい子なのでほっと一安心だ。
とりあえずみんなに事情を説明し、急遽私たちも出席することになりました、すみませんという感じで、ここでも小さくなって挨拶した。この時点でも息子はまだぐっすり昼寝をしていたので、部屋の隅に寝かせておいた。
その後みんなは旅館内の食堂にお茶を飲みに行くということで、いっせいに部屋から出て行ってしまったので、私たちだけになった。夫も旅館内の写真を撮りたいということで出かけていき、結局部屋には眠っている息子と私の二人だけになった。珍しくゆっくりできる時間が取れたので、風通しの良い風流な和室で誰に気兼ねすることもなく、旅行の日記を書いてゆっくり過ごすことができた。
いよいよ披露宴が始まる時間となり、みんなで披露宴会場に移動した。驚くことに息子はまだぐっすり眠っていたので、そのまま披露宴の会場でも夫が抱っこをして寝かせておく。まあ私としては息子が眠っていてくれたほうが、安心してゆっくり披露宴を楽しめるので良かったのだが。
披露宴会場は広い和室の畳の部屋で、席は椅子とテーブルの形になっているが、一般的な洋式の丸テーブルではなく、お膳がそのままテーブルになったような感じである。ひな壇を中心に2列の客席が向かい合うような格好になっていて、その間が新郎新婦が通る花道になるみたいだ。要するにすごく和式の感じであった。
考えてみたら、私はこのような和室で行われる披露宴というのに出席するのは初めてだった。今までは全部大きな会場で、丸テーブルがいくつも置かれている披露宴だ。だからこういうタイプの披露宴は、すごく新鮮でもあった。こういうところの結婚式もまた味があって良い。
披露宴はとても心温まる素敵なものだった。それほど親しい間柄でなくても、やっぱりじーんとくるものがある。2人ともすごく幸せそうで、それが良かった。
それともちろん料理も素晴らしかった。さすが高級旅館という感じ。
何を食べても本当に美味しい。特にフォアグラをのせたステーキが絶品だった。
息子はかなり長い間眠っていてくれたお陰で、料理をゆっくり食べられたのも良かった。しかも息子のための料理も用意してもらい、それも子どものメニューながら豪華でおいしいものだった。
息子は寝ている時間が長く、起きてもあまり食べなかったので、まわりにいるみんなであまったものを食べたら、大人が食べても普通においしかった。さすがである。
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