やっとの思いで山頂の一歩手前の弥山本堂があるところに出た時は、本当にほっとした。この本堂の直前、息子がどうしても歩かなくなってしまったので、仕方なく少しだけ私がおんぶして坂を登った。それを見た通りすがりの観光客の人たちが、「お母さん、本当にお疲れ様!」と声をかけてくれたりした。本当に疲れた。
ここは弥山本堂や霊火堂という有名なお堂があるので、たくさんの観光客がいて賑やかだった。ありがたいことに小さな売店もあり、飲み物も売っていた。ここでミネラルウオーターとラムネを買い、生き返った気分。ここで売店がなかったら、本当にえらい目にあっていたと思う。
本堂の日陰でしばし休憩。少し休んで元気が出たところで、霊火堂をちょっとのぞいてみた。ここは空海が修行で使ったお堂で、驚くことに1200年の間護摩の火が消えずに守られているのだという。
ということは、今でもまだここで修行をしているお坊さんがいるといういことか。こんな山の上に毎日登ってくるということもすごいし、もしくはここで生活しているとしてもそれはそれですごいことだと思う。それほどここは下界とは隔絶されたところにあるような気がしたからだ。
お堂をちょっとのぞいただけで、線香と蝋燭などのもうもうとした煙でかなりけむい。
そのため、すぐに外に出てきてしまった。息子は自分も線香をつける~と言ってきかなかったけど。
少し休んで疲れが取れた後、また山頂を目指した。ここから山頂までは、距離にすればほんのわずか。でもやっぱりすごい急坂なので、平地と違ってかなり時間がかかってしまう。
今までもところどころ大きな岩を見かけたけど、ここからはさらに大岩が増える。奇岩と言えるほど大きな岩がごろごろしている。
なぜこんな山頂にこんな大岩がごろごろしているのだろう?不思議なほどだ。“くぐり岩”と言って、自然の大岩がアーチみたいになっていて、その下を通るところもあった。かなり迫力がある。
おととい行った尾道のお寺のあたりも、大きな岩がごろごろしていた。そしてあそこも空海関連のお寺だった。こういう大岩があるところは、もしかして何か不思議な力でも満ちているのだろうか?そして空海はそういうところに目をつけたのだろうか、なんてことを考えたりして登っていった。
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