14時10分のロープウエイに乗って山を下りた。ぐっすり眠っている息子を抱っこひもに入れ、夫が抱っこしていく。これだけぐっすり眠っていたら、まず2時間は起きないだろう。これならゆっくりおいしいものが食べられる、とニコニコ顔の私たち。さて、何を食べようなんて考えながら山を下りていった。
ロープウエイを下り、バス乗り場に向かう。が、ここで事件勃発。ロープウエイ乗り場からバス停までは、かなり急な坂道があり、そこで夫がまさかの転倒をしたのだった。しかも息子を抱いたままで・・・。
夫も相当疲れていて足がもつれたのと、急な坂道での息子の抱っこでバランスが崩れたらしい。それはもうすごい転びかたで、一瞬宙を飛んだかと思ったほど。あっという間でもあり、スローモーションで映像を見ているようでもあった。
周りにはたくさんの観光客もいて、みんなびっくりして「キャー!」と悲鳴をあげていた。誰もが夫が胸にかかえていた息子のことを心配していたらしい。そこここから「赤ちゃんが!」と言っている声が聞こえた。
私も実際夫のことよりも息子のことを死ぬほど心配した。あんな勢いで前に転んだら、いったい息子は・・・という思い。
ところがそこはさすが父親である。自分自身はひじと膝をかなりすりむき、はいていたジーパンの膝にかなり大きな穴が開くほどの衝撃だったのに、なんと息子は無傷だったのだ。夫は昔、柔道をやっていたので、それで身に着けた受身かなにかが役に立ったのかもしれない。とにかく胸の抱っこひもに入って眠っていた息子は、かすり傷一つなかったのだ。
ただ転んだ衝撃でさすがに起きてしまい、なんだかよくわからずにとろーんとした目をきょろきょろしていた。
とにかく息子が無事であることにほっとすると、今度は夫に対する苛立ちも出てきた。「こんな危ない目にあわせて・・・」という思いと、「せっかくぐっすり眠っていたのに起こしてしまい、これじゃゆっくりご飯を食べられないじゃないか」という思い。我ながら勝手だと思う。
こんなこともあったけど、なんだかんだ言いながらもバスで岩惣のところまで無事に戻る。ただ夫の傷は相当痛そうで、かなりひどい。旅館で傷を洗い流し、絆創膏などで手当てをしてからあらためて出発することにした。
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