さて、次は車で少し走ったところにある、“境港さかなセンター”という鮮魚市場に行くことにした。その市場の隣にある“市場食堂”というところでご飯を食べることにしたのだ。市場のところにある食堂なら、新鮮でおいしい魚料理が食べられそうだからだ。
車に乗ってまたしばらく走る。すぐに海の近くに大きな市場が見えてきた。食堂だけでなく、市場の独特の活気も楽しみだ。
車を駐車場に置いて、さっそく大きな市場の建物の中に入ってみる。市場はけっこう大きいのに、観光客はほんのわずかしかいない。思っていたのと違い、けっこう閑散としていた。HPなどの情報によると、西日本最大級規模の鮮魚市場とあったが、大丈夫なのかと心配になるほど人が少なかった。平日の昼間という時間帯のせいだろうか。
それぞれのお店の人が、数少ない観光客を待ち構えていたかのように私たちにすかさず声をかけてくる。気まずいのでそそくさと足早に過ぎ去り、とりあえず食堂へ直行した。
食堂もすごく広いのだが、お客さんはわずか。やはりここも平日なのできっとすいているのだろう。そう思いたい。食堂はとにかく広く、きっと休日などは、大型バスのツアー団体がたくさん入ってくるのだろう、そんな感じの大きな食堂だった。
私はここで、タイのあら煮定食というものを頼んだ。たしか1000円くらい。夫はここの名物らしき海賊にぎりというお寿司。名前から想像できるように、ものすごい大きなネタがのっかったにぎり寿司である。その大きなネタをナイフで切って食べるのがウリらしい。2730円と値段も高め。
タイのあら煮定食は、タイ自体も大きなものだったし、それにお刺身や茶碗蒸し、酢の物、冷奴などの小鉢がついていたりしてけっこうボリュームあった。さすがに漁港近くの市場で食べるものだけあり、とてもおいしかった。
夫が頼んだ海賊にぎりは、どうやらいまいちだったらしい。というのもネタが大きすぎてどうにも食べにくいし、大きすぎて寿司の繊細なおいしさを楽しむという感じではなかったらしい。やはりこれはおいしさを楽しむというより、話題性かもしれない。
息子にも私の定食を食べさせようと思ったが、息子は飽きてしまいご飯はほとんど食べずにごねてばかりいる。そんな息子がいるので、私はちっともゆっくり食べられない。先に食べ終わった姉が息子と遊んでくれたので、そのときになりやっとゆっくり食べられたが、その頃には温かいお味噌汁も冷めてしまい、食事の楽しみも半減してしまう。
最近はいつもそうだ。息子がじっとしていられない年頃になったので、落ち着いてご飯を食べてくれない。熱いものを熱いうちに、麺類をのびないちに食べるなんて、最近の私にはとても贅沢なことに思える。
こういうことが何度か重なるとイライラがたまり、たまたま夫が先にのうのうとご飯を食べていたりすると、無性に頭にきたりするのだ。こういう時期はいつまでも続くわけではないと頭ではわかっているし、贅沢な悩みなのかもしれないが、小さい子どもがいる親の辛さである。でも一緒に行った姉や母のお陰で、いつもよりは食事を楽しむことができたので、それには感謝である。
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