たび猫の島根・鳥取旅行記

旅行１日目

美しい夕日

　車に乗り込み日御碕を後にし、１日目の宿に向かうことにした。来たときと同じ海岸線を車で走っているとき、木々の間からものすごい明るい光を放ったオレンジ色の固まりがパッと一瞬見えた。さっき岬にいたときは、雲がたちこんでいて夕焼けは見えそうにないと思っていたが、どうやらちょっとした雲の隙間をぬって夕焼けが現れたみたいなのだ。

　私が興奮して「ちょっと！！すごい夕焼けが見えるよ！」と大声を出し、みんなも海の向こうに目をやる。すると木々の途切れたところから海の向こうに、見たこともないくらい見事なオレンジ色の夕日が、今まさに海に沈もうとしているところで、みんなも大興奮。　

　慌てて車を停めようとしたが、なかなか車を停める場所がなく、しばらく走った。そのうち道の脇にちょっとしたスペースのあるところがあり、そこに１台先客のタクシーが停まっていたがまだスペースがあったので、私たちもそこに車を停めて夕日を眺めることにした。

　私たちが行くと、タクシーの運転手さんと若い女性のお客さんが数人でやはり夕日を眺めているところだった。タクシーの運転手さんも、「こんな夕日はめったに見られない」と言っていた。そのくらいこの時の夕日は素晴らしいものだった。例えて言うなら、オレンジ色に大きく輝く飴玉が、海に溶けていく感じだった。

　私がオレンジ色の夕日を見つけてから、海に沈んでいくまでは本当にあっという間の時間だった。でも夕日が沈んでしまった後も、その上空には輝くようなオレンジの光はしばらくの間残っていて、それだけでも十分素晴らしい光景だった。

　日御碕では夕日が見られなかったが、結局その近くで海に沈むものすごくきれいな夕日を見ることができた。本当に運が良い。十分満足して、また車に乗り込み、あらためて今夜の宿に向かうのだった。

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旅行１日目
トラブルで始まる旅　出雲そばを食す　神聖な空気であふれる参道　伝説の出雲大社　出雲大社本殿の周辺を散策　島根県立古代出雲歴史博物館のカフェ　県立古代出雲歴史博物館を見学　日御碕（ひのみさき）へ　美しい夕日　松江の東急インホテル　

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旅行３日目
母乳育児の辛さ　 NHKの朝の連続ドラマ“だんだん”　鳥取県へ！　鬼太郎のふるさと　漁港近くの市場へ　夢みなとタワー　トラブルで始まり、トラブルで終わる旅　帰りの飛行機　まだいたお騒がせな人の巻　

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