空港からは予約しておいたレンタカーに乗り、出雲大社へ向かった。まずはお参りである。子どもを入れ総勢8人で1台の車なので多少きついが、子連れ旅行にはやっぱり車の移動は便利である。
出雲大社に向かう途中、晴れた空の雲がとてもきれいだった。ふと、出雲といえば「八雲立つ・・・」という言葉を聞くが、もしかしたら「八雲立つ」というのはこういう空のことを言うのではないかと思った。とにかくその日の空は、そして雲は美しかった。
途中出雲ドームの近くを通り、40分くらい走った頃、山の近くに目指す出雲大社があった。出雲大社の大鳥居の前を車で通ったのだが、大鳥居の立派さとその前に続くまっすぐに伸びた参道は、さすがという感じの雰囲気であった。なお、この大きな鳥居は、出雲大社において4つある鳥居のうちの、2つ目の鳥居らしい。
ところで、出雲大社に着いた頃はちょうどお昼時だったので、参拝する前にまずはお昼を食べておこうということになり、出雲大社の近くにある“八雲”というお蕎麦屋さんで、出雲そばというのを食べてみることにした。このお店はレトロな感じで、なんだか出雲らしくて良かった。
出雲そばは、関東で食べる蕎麦とはちょっと違う。まず蕎麦の色が黒めだ。それは甘皮ごと挽くから色が黒いらしい。でもだからこそ栄養素が高く、香り豊かだとか。
それにこちらでは、1人前3段の割子そばのスタイルが一般的らしい。それにやや濃い目のつゆを1段目からかけて食べるのだという。
私はここで、こちらでよく見られる三色割子(997円)というのを頼んだ。1段目にはとろろ、2段目には生卵、3段目には揚げ玉がそれぞれ蕎麦の上にのっている。それほど器は大きくないので、3段といってもものすごいボリュームがあるわけではない。それぞれの段を開けてみて、「わー、こんなふうになってる~」なんて言って、目でも楽しめた。
別の器に入ったつゆをかけて食べる。つゆはやや甘めで濃いのだが、具があっさりしているのでおいしかった。つるっと入ってしまうし、量はそれほど多くなかったので、余裕でもう一人前くらい食べられそうだ。でもこの後にも、また別のおいしいものを食べる機会があるだろうから、とりあえずここではこれで終わりにした。まずは出雲そばを制覇でき、満足してお店を出た。
お店を出て、隣にある大きなお土産屋さんに入った。姉の夫が、車をお店の駐車場から出雲大社の駐車場へ移してくれている間、そのお土産屋さんで時間をつぶすことにしたのだ。
さっきお昼を食べたばかりで、また食べ物の話をするのもなんなのだが、嬉しいことに、お土産屋さんの店先で、焼きちくわを焼いていた。ちくわ好きの私としては、これを見逃す手はない。買って食べてみることにした。私は練り物に目がないのである。
お兄さんが、棒にさした大きくて太いちくわを火の上でぐるぐる回して焼いている。ちくわ好きにとっては、たまらない光景である。お兄さんによると、これは鯛のすりみでできているという。この辺のお土産屋さんでよく売っているものは、アゴ(とびうお)とかで作られているので、これは他のとは違うというのだ。
1つ買い、熱々の竹輪を味わった。普通のスーパーで買うものにくらべ、やはりとてもおいしい。大きく食べ応えもある。普段はちくわとかにはぜんぜん興味のない夫も、おいしいと喜んで食べていた。お酒がほしくなる、そんな味だ。
ちくわを食べた後、お店の中をぶらりと1週してくる。ここは観光バスも寄るのか、団体のお客さんとかでけっこう賑わっていた。お菓子などの試食も色々あったし、奥のほうには無料のお茶のサービスなんかもあった。私たちは着いたばかりだったので、ここでは何も買わず見学だけして出てきたが、良いお土産屋さんであった。
そうこうするうちに姉の夫も戻ってきたので、あらためて出雲大社へお参りに行くことにした。いよいよである。気持ちがしゃきっとする。
私たちがいたお土産屋さんとかがある場所は、出雲大社の横というか後ろのほうにあたり、その近くからも出雲大社の敷地内に入る小道みたいなものがある。でもせっかく出雲大社まで来たのだから、正面の大きな鳥居をくぐって入りたい。というわけで、ちょっと遠回りになるけど歩いて正面の鳥居のところまで戻ることにした。
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