朝8時15分発の飛行機に乗る予定だったので、姉家族と羽田空港に7時に待ち合わせをした。私たちは電車で、姉たち(姉家族+母)は車で空港に来る。私たちのほうが先に着いたみたいだったので、温かいコーヒーとサンドイッチでも食べたいところだったけど、とりあえず姉たちが来るのを待ってからにしようということで、ロビーで待つ。
しかし待ち合わせの時間をすぎても姉たちは現れず(いつものことだが)、結局会った時には搭乗時間近くになっていたので、私たちは朝ごはんをあきらめ、そのまま搭乗口へと向かうはめになった。
島根へ飛ぶ飛行機は、小型なのかそれとも搭乗者があまりいないためなのか、登場口も端っこのほうだったし、飛行機までバスに乗り、珍しく飛行機の外から階段を昇って搭乗するという形だった。飛行機も小さめの飛行機。
乗り込んでほっとしたのも束の間、客室乗務員のお姉さんが私たちの席までやってきて、「○○様でいらっしゃいますか?」と声をかけてきた。ファーストクラスのお客でもないのに名前で呼ばれるとはただ事ではないと、とっさに不安になった私。しかも「ちょっとこちらに来てください」と言って、夫はどこかに連れて行かれてしまった。
こんなことは初めての経験である。不安になった私は、一瞬にして不吉なことが頭に浮かんだ。夫が呼ばれたということは、もしかして夫の家族に不幸でも起き、その連絡でも入ったのだろうか・・・。でもよくよく考えたら、今回夫の家族には島根旅行に行くとは言ったものの、具体的な日付や飛行機の便数ことなどは話していない。だから連絡など入るはずがないのだ。
ではいったいほかに何が考えられるのだろう、と頭をめぐらせているうちに夫が帰ってきた。「どうしたの?!」と聞くと、なんのことはない、預けた荷物の中に夫の電気カミソリが入っていて、電池を抜いていなかったのと入れ方が悪かったので、運悪く預けたあとに勝手にかみそりが「ウイーン」と動いていたというのだ。とりあえず抜いた電池を持って帰ってきた夫。まったく迷惑な話である。
この電気カミソリ事件で、もしかしたら飛行機の離陸がほんのちょっと遅れたのかもしれないが、その後無事に飛行機は出発。この便に搭乗していた方々には申し訳ない。そんなトラブルで始まったフライトではあったが、とてもいい天気だったので、眼下に都会のぎっしりした町並みがよく見え、ずっと空からの景色を楽しむことができた。
座席には母と私達親子3人が横一列に座り、その前の列に姉たち家族が座っていた。姉の娘姉妹が前にいてしょっちゅう振り返って遊んでくれたお陰で、飛行機の中でも息子はあまり飽きることがなく楽しそうに遊んでくれて助かった。また機内でいただいたおもちゃも気に入ったみたいで、それでもよく遊んでくれた。お陰でなかなか順調な空の旅であった。
あっという間に島根に近づき、こちらも天気がよく、空港近くの海岸線がずっとよく見えていた。海岸は緑豊かでちょっと入り組んだ形の、とてもきれいな海岸線だ。気のせいか、いかにも因幡の白兎を思わせるような物語的な風景に見える。
そして島根の出雲空港に飛行機は無事着陸した。上から降りてくると大きな宍道湖が目に入り、そのすぐ近くにある滑走路に下りていくので、まるで空港が宍道湖の上に突き出しているように感じた。1時間ちょっとのフライトだった。
出雲空港はこじんまりした小さい空港で、人も少なかった。あっという間に外に出ると、いい天気だけどちょっと肌寒かった。ちょっと風邪気味の私はこの時点でもう、くしゃみを連発していた。
それにしても出雲空港は住宅地がすぐ近くに迫っており、住宅地に建っているような感じがする。こじんまりしているからそうに感じるのかもしれない。車で空港に乗り付け、あっという間に飛行機に乗れそうなので、便利といえば便利だろう。
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