もちろんお城の見学中、そのほかのまじめな話も色々聞いた。天守閣から景色を見ながら色々な説明を受けたのだ。松江の町の道路は、昔戦で敵に簡単に攻め込まれないように、まっすぐには作られていないということ。お城の階段も角度が微妙に違っていたりして、ここも攻め込まれない工夫があるのだという。
私たちもこの後松江の道路を車で走っていて、なるほどカーブや曲がり角が多く走りにくいということを身をもって感じた。ガイドさんが言うには、以前道路を作り直すという案も出たのだが、結局残すことに決めたのだという。効率よりも歴史を取ったのだろう。
あとこの日は天守閣から鳥取県の大山(だいせん)も見えた。大山というのはなかなかその姿を遠くから拝めない、という話を以前ちらりと聞いた気がする。では、今日大山を拝めたということは運がいいのかな~と思い、そのことをガイドさんに言ってみたら、地元ではこういう風に言われていると教えてくれた。それは「大山が見えると次の日は雨」という言い伝え。なんだか私が聞いていたのとちょっと違う。しかもということは、今大山が見えるということは、明日雨が降るのかもしれないではないか。がっかりである。
でもガイドさんは、「実は昨日も大山が見えてたんですよね~。でも今晴れているから、これもあまり当たらないのかもね」と言っていた。「なーんだ、そんなもんか」なんてその時は思ったが、怖いことにこの後天気は徐々に崩れ、なんと本当に雨が降ってきたのであった!昔の人の言い伝えは馬鹿にできない。
あと、松江には宍道湖があるが、もうちょっと離れたところに中海(なかうみ)という湖があり、この湖のことも色々教えてくれた。中海はすぐ近くの日本海と地下でつながっているので、海水の割合が高いということ。そしてその中海と宍道湖も地下でつながっているので、中海ほどではないけれど、宍道湖も海水が1割くらいの割合で混ざっているのだという。
だからこんなに大きな湖があっても、飲料水や農業用水には使えないということであった。でもそのかわり海水が混ざっているので魚は豊富にいるらしい。だから宍道湖のしじみって有名なのかな。
それと、出雲ドームについても面白い話を聞いた。私たちが空港から出雲大社に向かう途中に見かけたあのドーム、どうもこじんまりしたドームだと思ったら、あの大きさには理由があったのだ。
出雲大社の話に戻るが、現在の出雲大社の本殿は江戸時代に立て替えられ、建物の高さは24mになっているが、平安時代の口遊によると「雲太、和二、京三(雲は出雲大社、和は東大寺大仏殿、京は京都の大極殿のこと。太・二・三はそれぞれ太郎・二郎・三郎で順番をあらわしている)」といい、出雲大社が日本で一番大きい建物だったという。その高さは48mもあり、今の出雲大社よりもかなり大きかったのだ。しかも記録が事実であれば、その48mの建物に建て替えられる前は、98mもあったという!98mって約100mで、自分が小学校の頃走ったあの距離を思うと・・・うーん、すごすぎる。
そして出雲ドームの話に戻るが、なんと前の市長さんが出雲に建てる建物は、過去の日本最大だった頃の出雲大社の高さを越えてはいけないと言ったため、出雲ドームは48m以下で造られたというのだ。おかげでドームが小さいため、野球ができないのだとガイドさんはぼやいていた。なんのためのドームかよくわからない。
マタニティ日記 |
看護師転職記 | 保健師学校の思い出 | 看護師のお仕事! |
看護師のお悩み相談室 |
プラハ旅行記 | イタリア旅行記 | ポルトガル旅行記 |
ギリシャ旅行記 | 南欧・モロッコ旅行記 | みんなの旅行記 |
福岡旅行記 | 長野旅行記 | 那須・鬼怒川旅行記 |
子連れ家族旅行記 > 島根・鳥取旅行記 |
読書・食べ歩き日記 |
旅行大好き・たび猫!ホーム |
カンボジア&タイ旅行記 素材屋花子 育児の悩み相談・雑談掲示板 |
このサイトはリンクフリーです。好きなページにリンクを張って頂ければと思います。
島根・鳥取旅行記