たび猫の島根・鳥取旅行記

旅行２日目

“てんてん手毬”での夕食

　夕食は部屋食ではなく、食堂でだった。食堂はそれぞれのテーブルに大きな和傘が据えられていて、和モダンな感じだ。隣のテーブルとはけっこう間隔があるので、それほどまわりは気にならない。

　食事は見た目もおしゃれで、味も薄味なのにしっかりとだしが効いていて上品でどれもとてもおいしかった。息子もおいしかったみたいで、さつまいものポタージュをものすごい勢いで平らげ、ゆりの根のまんじゅう半分と炊き込みご飯を半分くらい、ぺろりと食べてしまった。これ、全部私の食事の分である。というのも息子は２歳以下なので料金を払っていないかわり、食事もついていないのだ。

　普段の私なら息子にこれだけ食べられてしまったら、とてもじゃないけど物足りなく思うだろう。でもこの時は風邪の症状がさらにどんどんひどくなっており、それどころではなかったのだ。

　ものすごくだるくて、朦朧としながら食べていた食事の最中に、突然全身にどっと冷や汗みたいな汗がわいてきた。そしてその汗がさっと引いたと思ったら、なぜだかだるさも少しおさまったのであった。汗と一緒に悪いものが外に出ていったのだろうか。これで少し楽になり、食事もそこそこ楽しめたのであった。

　それにしてもここの食事、上品で本当においしかったので、体調が万全なときにぜひとも味わいたかった。

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旅行１日目
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旅行２日目
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