さて、このような話でガイドさんと盛り上がりながら天守閣まで登り、また下へ降りてきた。お城の中の階段はどれも狭くて急だが、息子も頑張って自分で登ったり、姉の娘たちと楽しそうにはしゃぎまわっていた。
ガイドさんのお陰で、本当に楽しく充実した見学をすることができたので、最後にお礼の気持ちにと家族でチップを渡そうとしたが、案の定絶対に受け取ってくれなかった。ガイドさんには感謝の気持ちでいっぱいである。
お城の建物を出てガイドさんと別れ、帰りは来た道とは逆の北側の方から、お城をぐるりと周るような感じでお城の敷地の外へ下っていく道をとった。ぎりぎり井戸という面白い名前の井戸などがあった。
お城を出て少し下ったところに、これまたすごくいいタイミングでいい雰囲気の茶店があった。「お城を見学したあとにはまさにこんな感じの茶店でお茶がしたかったのよ」といった感じのお店で、オープンになった席とこじんまりとした店先ではだんごを焼いているのとで、思わず席に腰掛けておだんごを食べずにはいられないお店だった。
このお店は“ヘルンの小路”という名前で、小泉八雲のことをヘルンさんとも呼ぶので、それから取った名前と思われる。
お店のところまで来たら、ちょうど雨も降ってきたので、しばしここで休むことにした。それにしてもさっきまでいい天気だったのに雨とは・・・。先ほどのガイドさんの“大山の話”を思い出し、「すごい!本当だったね」と一同言い伝えのすごさを実感した。
お城の見学を終えちょうど小腹もすいていたので、このお店で私はだんごぜんざい、夫と母と姉の夫は店先で焼いていたぶぶ団子というものを、姉はぼてぼて茶というのをそれぞれ頼んだ。子どもたちには持ってきていた甘くないパンのおやつを食べさせる。息子もお腹がすいていたみたいで、パンをむしゃむしゃ食べていた。
だんごぜんざいは普通のぜんざいで、とてもおいしかった。夫たちが頼んだ店先で焼いていたぶぶ団子というのは、どうやらここの名物みたいで、普通よりもかなり大きめの団子を炭火で焼き、餡か味噌ダレをつけて食べるもの。一口もらったら、これもおいしかった。姉のぼてぼて茶は、姉によるといまいちということ。お茶漬けみたいな味だと言っていた。
団子を食べているうちに、雨もあがったのでまた歩き出す。ぐるりとお城の周りを歩いているうちに、お城の下にある町中へ出てきた。お城のお堀沿いに広がる町で、昔風の家並みになっていて、雰囲気がとても良い。思わず写真に取りたくなるような町並みだ。こういうところは、ただ歩いているだけでも楽しい。
お堀に沿ってその町並みを歩いていると、一軒の素敵な雑貨屋さんがあった。思わず中に入ってしまう。昔風の小さな家が雑貨屋さんになっていて、1階も2階もお店になっている。ほしいものが色々あったけど、荷物になるので残念ながらあきらめる。
2階には窓の外を眺める席でコーヒーも飲めるようになっていた。しかも1杯200円。目の前はお堀なので、景色も良い。ここでお茶しても良かったね、なんて姉と母と話しながらお店の中を見て周った。ちなみに店内はベビーカーを押して入れるようなところではなかったので、入り口で夫に息子を預けておいた。
マタニティ日記 |
看護師転職記 | 保健師学校の思い出 | 看護師のお仕事! |
看護師のお悩み相談室 |
プラハ旅行記 | イタリア旅行記 | ポルトガル旅行記 |
ギリシャ旅行記 | 南欧・モロッコ旅行記 | みんなの旅行記 |
福岡旅行記 | 長野旅行記 | 那須・鬼怒川旅行記 |
子連れ家族旅行記 > 島根・鳥取旅行記 |
読書・食べ歩き日記 |
旅行大好き・たび猫!ホーム |
カンボジア&タイ旅行記 素材屋花子 育児の悩み相談・雑談掲示板 |
このサイトはリンクフリーです。好きなページにリンクを張って頂ければと思います。
島根・鳥取旅行記