たび猫の島根・鳥取旅行記

旅行1日目

出雲大社本殿の周辺を散策

 とりあえずお参りを済ませ、あらためて本殿の建物を塀の外から眺めたりしながら、その辺を歩いてみることにした。本殿は塀でぐるりと囲まれていて、その外側を歩いて周れそうなので、本殿の塀にそって歩いてみた。出雲大社は山を背にして建っているので、後ろ側の方はうっそうとした緑に囲まれている。それがまた神聖な雰囲気をかもし出しているのかもしれない。

 本殿の真後ろにあたるところには、緑の木立のなかにひっそりとたたずむように素鵞社(そがのやしろ)という小さな社があった。ここには素戔嗚尊(すさのおのみこと)が祭られているらしい。このように出雲神社には、祭神である大国主神と特に関係の深い神々を祭った摂社やそれに次ぐ末社が、この近くにいくつもあるらしい。なお素戔嗚尊は大国主神の親神である。

 さて、素鵞社の近くには、彰古館というこじんまりとした古そうな建物もあった。出雲大社に伝わる資料などを展示してある宝物館だという。何が展示されているのか気になったので入ってみた。入場料は50円である。

 小さな2階建ての建物であり、大国主神像がたくさん並べられていたりする。その他にも楽器類や神社に伝わる古文書なども展示されているらしいが、私たちはわかりやすいものをざっと見てすぐに出てきてしまった。

 この彰古館の中で一番印象に残ったのは、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の像の一つである。『古事記』の中に、素戔嗚尊が天上界である高天原で狼藉を働き、色々あって高天原を追い出されて地上の出雲に来るのだが、そこでその地を荒らしていた八岐大蛇を退治するという有名な話がある。

 その八岐大蛇の小さな像があったのだが、それが実にリアルで、まるで実際にこういう生き物がいたのではないかと思うほどのものだったのだ。なんだかその辺をうにょうにょ這っていそうで気味が悪い。これだけが妙に印象に残り、宝物館を後にした。

 さて、こんな感じでぶらぶらゆっくり見学しながら本殿の周りをぐるりと一周して、正面に戻ってきた。
ところで本殿のすぐ前にある鳥居の脇に、牛と馬の像があるのだが、気になったので帰り際に近づいて見てみた。たくさんの人が近づいて見ているので何の像だろうと思ったのだが、どうやら子宝に恵まれるというご利益があるらしい。みんな像に触っていた。私も一応触っておいた。この旅行から帰ったら、第二子に恵まれたなんてことがあったりして。

 これで出雲大社参拝は終わりである。文章にするとここまであっという間なのだが、出雲大社の敷地は広く、ここまででけっこう疲れた。まっすぐ歩かず、あちこち寄り道したり立ち止まったりしている息子に付き合いながらなので、よけいに疲れたのかもしれない。天気もすごくいいので、けっこう暑くもあった。喉が渇いたこともあり、車に戻ってすぐ近くの次の目的地に行くことにした。

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旅行1日目
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