道後温泉はそもそも、とても古い歴史を持っている。なんでも日本神話の神である大国主命(おおくにぬし)という神が、やはり同じ神である少彦名命(スクナビコナ)の病を湯で治したという伝説があり、とにかく古代から湧き出ていた温泉だというのだ。歴史としては、古代に一羽の足を痛めた白鷺が、岩間に湧き出るお湯に足を浸し、傷が癒えて飛び立っていくのを村人が見て、そのお湯の効能を知り、入浴するようになったという。
なお、この白鷺は道後温泉のシンボルとなっていて、本館建物の上や周りの柵の上に白鷺のオブジェが見られる。
その後もあの聖徳太子が病気療養に訪れたり、何人もの天皇が訪れたりした記録が残っているなど、驚くほどの歴史を持っている。そのほか有名な人としては、江戸時代に入ってからは小林一茶、明治以降はご存知の通り、夏目漱石、正岡子規は地元だから当然として、与謝野晶子や吉川栄治、それに昭和天皇まで訪れているというのだ。
そして建物は、明治27年に道後湯之町町長の伊佐庭如矢(いさにわわきや)氏が造ったものが、現在の本館の基礎になっているのだという。平成6年には、温泉施設としては初めて国指定重要文化財にもなっているらしく、そんなところで温泉を味わえるなんて、二重の楽しみがあるのだ。
日本だとなかなか古い建物にお目にかかること自体が少なく、ましてやその古くて歴史的にも価値ある建物を眺めて楽しむだけでなく、こうして実用的に使って味わえるというのも今では珍しく、貴重なのではないかと思った。
また、この建物の内部も見所が色々あるのである。まず、入浴コースが料金によって、何種類かに分かれている。料金によって、入れる浴槽が違ったり、休憩室がついていたりと色々のようだ。その他お風呂だけでなく、展示室や“坊ちゃんの間”など漱石ゆかりの部屋などの見所もあるので、これは後でゆっくり見学したいところである。明日また出直してこよう。
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