この秋山兄弟生誕地に行ったとき、入場料を支払うところの係りの女性が、私の息子を見るなり、とても嬉しそうな顔をして外に飛び出てきて、息子をあやしてくれた。息子も嬉しそうな顔をしていた。女性の息子に対する態度は、ただの愛想だけのものではなかった。親として、色々な人にかわいがってもらえるということは、とても嬉しいものである。
それにしても、松山の人は、東京の人にくらべこのように気軽に息子をかわいがってくれる人がとても多かった。昼に寄った三越のエレベーターでも、年配の女性二人組がまるで自分の孫をかわいがるように、息子の頬をいとおしそうに触ったりしてあやしてくれた。
松山城に行くときも、ロープウエイ街を歩いていたら、やはり年配の女性二人組が、私たちを見るなり寄ってきて、息子にあれこれ声をかけてくれた。そのとき別れ際に、「この子の両親よね?しっかりまじめに育ててくださいよ」とも言われた。まさに子どもを育てるのは、社会の責任って感じの雰囲気であり、今時珍しいなと感じた。
その他商店街でも、気軽に声をかけてくれ、かわいがってくれる人が多かった。親にとって子どもを褒められたりかわいがられたりするのは、とても嬉しいことなので、たくさんの人に声をかけられてなんだかとても温かい気持ちになったのであった。
東京でも、もちろん知らない人に声をかけられることはあるが、断然数が違うし、親しさも違った。それだけ東京よりも、血の通った人間関係が残っているということだろうか。そんな点でも、松山は温かくていい街だなっていう印象が残ったのである。
それにしても東京でもそうだが、私たち夫婦二人だけだと、見ず知らずの人にそうたやすく声をかけられることはないので、子どもがいるとコミュニケーションをとるきっかけにもなって、二人だけの時とはまた違った楽しさがあると思った。
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