無事飛行機に乗り込み、私が通路側の席に座り、息子を抱っこした。最近機嫌が悪くなると、ママが抱っこしないと泣き叫ぶようになった息子。泣き叫ぶという緊急事態に対応するため、前もって私が抱っこしておく。
少しすると飛行機は離陸体勢に入った。ほぼ予定通りだろう。しかも息子は疲れたのか、離陸前に眠り始めた。これはしめたとほくそえむ私たち夫婦。赤ちゃんは気圧の上昇時に耳抜きができない(耳が痛くなる)らしく、その予防のためにはおっぱいを飲ませておくといいというのを聞いていたので、眠っている息子にさらにおっぱいをふくませておいた。
眠りながらも夢中になっておっぱいを飲んでいるうちに、飛行機は無事どんどん空高く昇っていった。こうして何事もなく、心配していた離陸という第一関門を突破したのであった。けっこうどうにかなるものである。
しばらくして、機内の飲み物サービスが始まった。私たちの席のところの担当のフライトアテンダントのお姉さんは、青きさやか似のお姉さんだった。私たちはかぼすジュースを頼んだ。さっぱりした味わい。息子も寝ているし、束の間のほっとした時間を持てたのであった。
ジュースが配り終わると、フライトアテンダントのお姉さんが息子用にとおもちゃを持ってきてくれた。“おお、これが噂の子供用のサービスか!”と思い、ちょっと嬉しくなる。もらったものは、小さな巾着袋に、飛行機や犬の小さな型抜きの小物がいくつか入っている。袋から出して遊んだり、並べて遊んだりする知育おもちゃらしい。
しばらくして昼寝から覚めた息子に、ためしにこのおもちゃを与えてみたら、小物の1つ、木でできた小さな木を嬉しそうになめたりかじったりしてしばらくの間遊んでくれた。なかなか役に立ったので、ありがたいプレゼントであった。
1時間半くらいで予定通り松山に着いた。1時間半といっても、体感的にはもっとすごく早く感じた。飛行機に乗ってジュース飲んでほっとして、ちょっとガイドブックなんかを読んでいたらもう着いた、って感じだった。
お陰で息子は寝ているか、起きてご機嫌でおもちゃで遊んでいるか、といううちに着いてしまったので、本当に楽なフライトだった。息子の初フライトは、予想以上の上出来だったのであった。
松山空港に着く直前、晴れた空から四国の陸地がはっきりとよく見えた。海から四国の陸地に入ったとき、海の近くは平地なのに、その後ろに低い山が広がっているかと思うと、飛行機が進むにつれ、その山がどんどん険しく奥深くなっていくのだ。
飛行機の中にある雑誌の中の特集で、ちょうど四国の山脈の秘境みたいな場所をやっていてちらっと読んだ。“なるほど、あのあたりが秘境かもしれない”なんて思いながら地形を見た。あと瀬戸大橋らしき、大きくて長い橋も見えた。とにかく天気が良かったので、色々なものがはっきりと見え、なかなか楽しいフライトだった。
飛行機を降り、荷物を受け取り、いよいよ空港建物の外へ出た。すぐにタクシーに乗り、道後温泉にある“常磐荘”を目指すのであった。
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