今日は東京も松山も快晴であった。9月の末だというのに、どちらも夏日で、気温も30度を超えているという。でも同じ快晴でも、東京と松山では明らかに空気の輝きが違った。タクシーから周りの景色を見ると、まるで目が良くなったのかと思うほど、はっきりと明るくよく見えるのである。山の緑なんて、輝いているのではないかというほど。
飛行機に乗る直前、モノレールから見た景色が、あまり色のない世界だったからよけいに際立ったのかもしれない。それに東京は晴れていても、常にスモッグが多少たちこめているのかもしれない。だから東京よりも空気のきれいな松山では、これほど景色がはっきり見えたのかもしれなかった。
途中、タクシーの運転手さんにどこから来たのか、などいくらか話しかけられた。松山の訛りのせいなのか、運転手さんの話し方の癖のせいなのか、最初聞き取りにくく、何回か聞きなおしたりした。
ここで、“もしかしたら、あの有名な「~だな、もし」という憧れの方言が聞けるのではないか”と少しワクワクしたが、今はもうそのような言葉は使われていないのか、運転手さんの口から聞けることはなかった。少し残念だったが、でもとても穏やかな口調の運転手さんであった。
そのうち、タクシーは市内に入り路面電車とかが見えてきた。初めての町なので、それだけでもうきうきしてきて、周りの景色をきょろきょろ見てしまう。なかなかにぎやかな町のようだ。松山城も見えるかと思って探したが、残念ながらそれらしいものは見つからなかった。
そのうち緑の公園っぽいところが見えたと思ったら、そのすぐ後ろに温泉街っぽい賑やかそうな町並みが見え、果たしてそれが道後温泉だった。期待通りの雰囲気だ。
道後温泉のかわいらしい市電の駅が見えたと思ったら、そのすぐ近くに有名な坊ちゃんのからくり時計が見え、その前を通り過ぎたらすぐに、道後温泉の本館の建物がどーんと現れたのであった。この間、あれよあれよと言う感じで、「あ、駅だ!あ、からくり時計だ!あ、道後温泉本館だ!」などと興奮して、矢継ぎ早にあれこれ言い合う私たちであった。
道後温泉の本館の建物は、本当に期待通りの趣のある、そして存在感のあるすごい建物だった。妖しげでさえある。この建物のお陰で道後温泉の町が、他の温泉街とは違うということをアピールしているようだった。
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