まずは私が入浴。大広間からほんのちょっと廊下を進むと小さめの部屋に出る。その部屋の端っこに階下に下りる階段があり、そこを降りていくと神の湯があるのだ。先ほどの休憩室の大広間にもたしか、貴重品用のロッカーがあったけど、神の湯の脱衣場のところにもロッカーがあり、ここのロッカーも鍵がかけられたので、一人で来ても安心である。
すばやく浴衣を脱ぎ、いよいよ神の湯へ入る。浴室には、朝だというのにかなりの人がもうすでに入っていた。たくさんの人で、浴室の壁にずらりとあるシャワーは全部使われているほど混んでいた。シャワーが空くのを待ちながら、ぼんやりと浴室の中の人々を眺めていた。どうやらここのお客さんは、観光客だけではなさそうで、地元のおばあちゃんと思われるような年配の方々もけっこういるのであった。やっぱりよほどここのお湯は良いのだろうか。
すぐにシャワーの一つが空いたので、ざっと体を洗い、お待ちかねの湯船に入ってみた。浴室の真ん中に、楕円形の形をした湯船がどーんとある。浴室全体も湯船自体もいかにも年季の入った感じの色合いで、うっすらと暗い感じがまた昔っぽくて良い。
湯船に入ってみると、思ったよりも深くてびっくりした。湯の中に一段あるのだが、底まで降りると、お湯は私のウエストくらいまでになる。こんなに深い湯船はあまりないのではないだろうか。
お湯は旅館のものよりも、ちょっとだけ熱かった。公共浴場だから仕方ないのかもしれないが、泉質自体は旅館のほうが良いように感じた。それでもこの建物といい、浴室の雰囲気といい、十分に入浴する価値があるというものだった。
夫と息子が待っているので、それほどゆっくり入浴したわけではないのだが、出ると体が熱く、しばらくは汗が引かなかった。入浴後はここで出された浴衣に着替える。本当は旅館の浴衣をそのまま着てしまいたかったのだが、もしかしたらこの浴衣を着ていないと、休憩室で休んではいけないのかと思い、一応貸し出された浴衣を着ておいた(実際はどうなんだろう?)。
先ほどの大広間まで戻り、夫と交代した。夫が行ってしまってからしばらくしてもまだ暑く、なかなか汗が引かない。部屋の隅に貸しうちわが置いてあったので、それを借り、息子を抱っこしながら、外に張り出した窓の手すりのところに行って涼んだ。この窓のところは本当に心地良い風が顔にあたり、入浴後に涼むにはもってこいの環境であった。
私がお風呂から出てくるのを見計らって、お茶とお菓子が出された。これも神の湯二階席の料金に含まれているらしい。お風呂の後で暑かったので冷たいお茶が良かったのだが、なぜか温かいお茶が出てきた。
夫がお風呂から出てくるのを待ち、夫が帰ってきたところで、帰るために私たちはまた旅館の浴衣に着替え直す。更衣室は神の湯へ下がる階段の脇にあり、そこで着替えて良いという(ちなみに男性は大広間で着替える)。
私服で来た人にとっては、この浴衣のサービスはありがたいものなのかもしれないが、旅館の浴衣で来たものにとっては、いちいち着替えなくてはならなかったので、けっこう面倒くさかった。旅館の浴衣でずっと通すわけにはいかないのか係りのおばさんに聞こうかと思ったけど、ちょっと怖そうなおばさんだったので、結局聞けずじまい。真相はわからない。
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