たび猫の道後温泉旅行記
坊ちゃん・坂の上の雲を想う旅

旅行2日目

坂の上の雲ミュージアム

 大街道の駅から歩いて数分。松山城のある山にはりついたように坂の上の雲ミュージアムはあった。市電の駅からすぐである。横はすぐ山の斜面であり、緑がきれいなところだった。

 ミュージアムの門のところには、なんと坊っちゃんとマドンナの姿をした若い二人が立っていた。

 どうやらこれは観光のための演出だと思われる。この後も色々松山市内を観光した際、あちこちで坊っちゃんとマドンナに出会ったのだ(何人もいるらしく、色々な坊っちゃんとマドンナがいた)。もちろん、お決まりの記念撮影をする。観光客の気分を盛り上げてくれる演出だ。それからミュージアムの中へ入る。

 ミュージアムは、新しくてしゃれた現代的な建物だった。それもそのはず、るるぶを見たら、このミュージアムは今年(2007年)の4月にオープンしたばかりだというのだ。なんという幸運☆私はずっと何年も前から、松山に来たいと思っていたが、去年以前に来ていたらこのミュージアムはなかったのだ!やっぱり今年来るべくして来たのだという感がした。

 それと、これもまた「るるぶ」を読んで初めて知ったのだが、なんとこの『坂の上の雲』は平成21年からNHKのスペシャルドラマとして放映されることも決まったというのだ。そのせいもあるのか、今松山は、“まち全体を屋根のない博物館に”というコンセプトで、市内各所の『坂の上の雲』ゆかりの地などの観光スポットを、観光客にアピールしているのである。観光客にとっては、なかなか面白い取り組みである。

 ところで、その『坂の上の雲』のドラマのことであるが、配役ももう決まっているらしい。るるぶに主な配役がのっていたのだが、主人公の一人、秋山好古は誰かと言うと、阿部寛さん。

 好古は長身で顔は目鼻立ちがはっきりしたヨーロッパ人みたいだったというので、「なるほど~」と思う。

 次に、弟の秋山真之。こちらは本木雅弘さん。

 私の中で真之はもっと無骨なイメージだったので、ちょっと端正すぎるのでは・・・なんて思ったが、真之の写真を見たら、ちょっと似てなくもない。そして正岡子規。これは香川照之さんという方。

 残念ながら、私は香川照之さんを知らないので、合っているかどうかはわからない。しかし正岡子規の妹は菅野美穂さんだといい、こちらはなかなか合っているのではないかと思った。

 ドラマは平成21年から3年にわけて放映されるらしい。主人公たちの少年期・青年期・壮年期の3部に分けて描かれているらしく、かなり壮大なものになるのだろう。あの小説がどのように映像化されるのか、本当に楽しみである。テレビで見るのはまだ先なので、忘れないようにしないと。

 ミュージアムは、入場料400円。中に入ると、休日だというのにそれほど混んでいない。順路の矢印に沿って進んでいく。展示物は、『坂の上の雲』当時の日本の様子を描いた風景や当時の広告、それに年表をはじめ、主人公たちの関連の品々などが展示されていた。

 その他にも、日本がどのように明治時代に発展したのかを説明した凝った映像などが流されていたり、色々工夫が見られてけっこう面白い。展示物自体はそれほど多くないのだけど、楽しみながら見られるし、飽きないような工夫があるので、十分楽しめた。

 私が展示物の中で、一番印象深かったものは、バルチック艦隊の航行している写真である。バルチック艦隊は、はるばるバルト海からアフリカ大陸の喜望峰を周って日本海までやってきたのだが、中身はともかく、その威容は規模といい、ものすごかったというのだ。

 『坂の上の雲』を読み、そのバルチック艦隊の巨大さ、そして日本に負けるまでは、ロシアの海軍は世界一といわれていたので、その艦隊の豪華さたるやきっと怖いくらいの威厳があったのだろう、と想像した。私もその時代に生まれていたら、ちょっと見たかったという気持ちを正直持った(日本人として不謹慎かもしれないが^^;)。

 それが、なんとそのバルチック艦隊を洋上で撮影した写真が、ミュージアムにあったのだ!まさか自分の目で、バルチック艦隊が航海しているところを見ることができるとは思わなかったので、写真を見たときには思わず、「あ、バルチック艦隊だ!」と子どものように声をあげてしまった。このように貴重な写真なども見られるので、その点でもミュージアムに来て良かったと思う。

 それと、どうでもいいことかもしれないが、このミュージアムは途中に休憩用の椅子とかがたくさんあったのも良かった。人もあまり多くないので、こっそりその椅子で授乳なんかもできてしまった。美術館とか博物館って見ているうちにけっこう疲れるので、この休憩用の椅子が多いというのも重要である。

 ついでに、小さい子どもを連れている者として、ベビーの休憩室などもあるとなおありがたいな~なんていうことも思ってしまった(これはどこに行っても思う)。

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