今朝も6時過ぎには目が覚める。今日は道後温泉本館の霊の湯のほうに入浴しに行こうかと思ったけど、面倒だったのでやめにして、近所に散歩に出かけることにした。道後温泉駅から歩いて数分のところに、道後公園湯築城跡(ゆづきじょうあと)というなかなか大きな公園がある。そこに行ってみることにした。
道後公園湯築城跡は、中世に伊予の守護であった河野氏の居城跡を整備して造られた公園である。公園の入り口のところには、松山市立子規記念博物館もある。
私たちは朝早く公園に行ったので、もちろんこの博物館はやっていないため、外から眺めるだけだったが。時間があればぜひともこの博物館にも来てみたかった。子規の生涯や業績を紹介しているらしい。
公園では、朝早くから地元の人が何人も散歩していた。子規記念博物館のほうから入っていくとすぐに池があり、蓮の花と思われる花がたくさん咲いていたり、その奥は日本庭園風の造りのところもあり、なかなかきれいな公園だった。その日本風庭園のところに、なぜか立派な大きな鳥がとまっていて、それがまた妙に絵になっていた。
奥の方まで歩いていくと、復元された武家屋敷と資料館がある。もちろん今はやっていない。
公園の中には、昔お城があったと思われるちょっとした丘みたいなところを囲むように、お堀のようなところがあった。そのお堀らしきところに立ってこんもりした丘をぼーっと眺めていたら、虫の声が心地よく響いてきた。お堀のあたりの濡れた草と虫の声で、ああ、もう秋なんだなっていう感じがした。
私はこのような虫の声とか初秋の感覚を感じると、なぜだかなんともいえなく懐かしい気分になるのである。そしてなぜだか高校生の頃習った古典の世界、源氏物語の世界を思い出してしまうのである。あの当時一生懸命学んだ源氏物語も、悲しいことに内容はけっこう忘れてしまっている^^;だからいったい虫の声や初秋の雰囲気で、源氏物語のどこかの場面を思い出しているのか、それとも源氏物語を学んだ時期が、ちょうど虫の声がする秋だったのか、そのどちらであるかはわからない。それともあるいは、私がその時代に生きていたという前世の記憶だったりして・・・^^;
こうして朝の散歩を楽しみ、帰りは駅のほうを通らずに違う道を通って旅館に帰ることにした。途中の道で、ふと右のほうを見たら、まっすぐ伸びる階段の上に神社らしき建物が。たぶん伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)だと思われる。あとで地図で確認したら、だいたいその場所だった。この神社にも行ってみたいと思っていたのだけど、もう朝食の時間がせまっていたのと、夫がはいていた旅館の草履が足に合わず、靴擦れみたいに痛くなってしまっていたので、寄らずに帰った。
この神社は、道後を一望できる高台にあるらしく、私たちのいる場所からその神社へ続く石段が見えた。その石段は、135段もあるらしく、よくテレビや映画のロケ地になるとガイドブックに書いてあった。遠くからもその石段はとても魅力的に見えたので、ぜひ行ってみたいところだった。残念である。
旅館に帰るとすぐに朝食だった。今朝はなぜだか部屋食。その日によって朝食をとる部屋が違うのだろうか。聞かなかったのでよくわからない。今朝も昨日と同じように、シンプルな和食の朝食だ。やはりおいしくて、今朝も2杯もご飯を食べてしまった^^;
朝食を準備してくれた仲居さんと色々話す。うちの息子の話に始まり、仲居さんのお孫さんの話や松山のことなど。私が松山はとてもいいところですねと言うと、住んでいてもそう思うと仲居さんはおっしゃっていた。なんでも、気候もとても穏やかで、四国のほかの地域は台風がよく直撃することがあるのだけど、松山はなんとか山(名前を忘れた)があるお陰で、そこで台風がさえぎられ、台風が直撃することも少ないのだと言う。台風が直撃せず、穏やかで暖かな気候なら、それは住みやすいだろうと納得したのだった。
ついでに仲居さんから、空港へのリムジンバスのことを聞いた。帰りは時間もあるし、もったいないのでタクシーではなく、リムジンで帰ることにしたのだ。道後温泉駅からもリムジンバスは出ているけど、JRの松山駅まで行けば、さらに本数は多いという。道後温泉駅からJR松山駅までは市電で20分くらいで行けるので、帰りは仲居さんが言うとおり、JR松山駅からリムジンに乗って帰ることにした。
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