インギャーマリンガーデンから東平安名崎灯台へ至る道は、今までの景色とはまた違った景色が広がっていた。海に沿って道は走っているのだが、海に向かって崖になっている海岸線で、今までとは違い、厳しい感じがする。
海からの風も強く厳しいのか、今まではたくさん見たサトウキビ畑とかもなく、人家もあまり見られなくなり、閑散とした感じの景色であった。でもそれはそれでまた、荒々しい美しさもあり、なかなか楽しいドライブであった。
途中、突然道に“鍾乳洞”の看板が出てきた。「ああ、これがkarinさんの言っていた鍾乳洞だ」と思わず嬉しくなる。本当ならぜひとも寄りたいところだが、ただでさえ時間がないので、泣く泣く素通り。
そのうち、“宮古島海宝館”の看板がやたらとしつこいくらい道に出てきた。ここは12,000点にものぼる貝のコレクションを展示しているところで、レストランもある施設だという。この辺は本当に何もないところなので、貴重な施設なのかもしれない。それにしても繰り返し繰り返し出てくる看板には執念みたいなものを感じた。
海宝館の看板が初めて現れてからしばらく走り、そのうちやっと海宝館の建物が現れた。その建物の角を海のほうに曲がれば、東平安名崎灯台である。良かった、どうにか灯台までたどり着きそうだ。
東平安名崎灯台は、細くて長い岬の一番突端にあるのだが、そこの岬は本当に細い岬であった。岬の真ん中を道が一本通っているのだが、その両脇はススキみたいな草がたくさん生えている。そして両脇ともその先はもう断崖絶壁の海。こんな細い岬は初めて通った。この岬はなかなか長く、ちょっとした距離を車で走ることになる。ナビの地図を見ると、あまりにも岬が細いので、まるで海の上を車が走っているみたいに表示されている。実際ナビ上じゃなくても、両側と前に広がる輝く海を目にして走っていると、海の上を走っていると思えなくもないほどの景色だった。
細い岬をしばらく走ると、灯台のちょっと手前に駐車場と公園があり、灯台に行くにはここからさらに歩いて岬の端まで行かなくてはならないらしい。そこにはなぜか人力車もあった。この灯台からの眺めは絶景らしいので、ここまで来たからにはぜひ寄りたいところなのだが、残念ながら私たちには、もうそれだけの時間はなかった。
でもここまでの景色だけでも十分満足である。駐車場がある広場には、売店もいくつかあったしトイレもあったので、トイレを済ませ、売店でサトウキビジュースとマンゴー生ジュースを飲んで帰ることにした。
サトウキビジュースは、昨日も色々なところで売っていて気になっていたので、最後に良い機会だと飲んでみることにした。売店のおじさんがサトウキビを回転するローラーの中に入れると、反対側からつぶれたサトウキビが出てきて、下には絞りたてのサトウキビジュースが出てくる。絞りたてのサトウキビジュース、いかにも沖縄らしくていい。ちなみに値段は1杯200円。昨日どこかで見たサトウキビジュースは100円だったのだが場所柄だろうか、ちょっと高い。初めて味わうサトウキビジュースは、思ったよりも甘くておいしかった。サトウキビは砂糖の原料なので甘くて当然なんだけど、あの草のような見た目からすると想像できないような意外な甘さ。それにけっこうさっぱりしていた。
サトウキビジュース売りのおじさんは、「よく、“これ砂糖を入れてるんですか?”って聞かれるんだよな。ハハハハハ」と笑っていたが、そうに聞いてしまうのもわからなくもない。
他にもマンゴー生ジュースを買って飲んだのだが、期待を裏切らない濃厚なおいしさ。こちらはもっと高くて1杯400円。そのほかに、サーターアンダギーやカリントウみたいな地元のお菓子を買った。そこでふと売店のお姉さんに、ここから空港までどのくらいかかるのか聞いたら、だいたい40分くらいだという。飛行機は13時15分発なのだが、すでにこの時11時40分だったので、慌てて空港に向かうことにした。
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