最後に屋上に出て、思う存分海を眺めた。ここから眺める海は本当にきれいに輝いていた。
龍馬もこの辺から広く輝く海を眺めて、世界に飛び出すことを夢見たのかもしれない。龍馬の夢は、その当時の多くの人たちが想像できないほど大きく、先を行っていたと思う。海を見ていると、なんとなくそんな夢を持つのも当然のような気がしてしまうほど、きれいで輝いていた。
こうして満足して記念館をあとにすることにした。最後にお土産売り場で、記念に龍馬のクリアファイル(300円)を買って帰った。旅行中の資料を色々入れるために買ったのだが、旅行中に破れてしまったが。
ついでに受付で、桂浜への近道はないか聞いてみた。すると車の通る道のほかに遊歩道があり、そこを行けば近道だという。ただし、その遊歩道ではベビーカーは使えないのでかつぐしかないとのこと。それでも車が通る道を歩くよりもよいので、その遊歩道を通って桂浜へ降りていくことにした。
遊歩道は、うっそうとした林の中を桂浜まで下っていく。目の前は木々しか見えないが、波のザップーンという音がよく聞こえてくるので、すぐ近くに海があるということが感じられる。空気もきれいだし、歩いていてなかなか気持ちのいい道だった。
でもいくらいい道でも、最初に桂浜までバスで行ってしまい、歩きでこの道を登るのはけっこうきつかっただろうから、やっぱり龍馬記念館を先にして良かったとつくづく思った。
あっという間に桂浜へたどり着いた。そしてまずは龍馬像へ。海よりもちょっと高いところに建っている。思ったよりもかなり大きい像だ。
桂浜といえばこの龍馬像が有名だが、私はこれ、けっこう最近のものかと思っていたが、実は昭和3年に建てられたというのだ。龍馬崇拝にはかなりの歴史があるということも高知にきてから知った。
そしてそれから桂浜の砂浜に下りる。ここに来て、いきなり観光客が増えた。午前中の記念館でも、さきほどの記念館でも、観光客はあまりいなかったけど、桂浜だけはけっこう賑やかだった。
今日は風があり、波がかなり強く、岩に激しく打ちつけ白い波が大きく砕け散っていて怖いくらいだった。ここの砂浜(細かい小石だったが)では、たくさんの人がそれぞれ思い思いにくつろいでいる。でも私は高波が来て、あっという間に息子が波にさらわれるのではないかという妄想につかれ、怖くてあまり砂浜の先に出て行くことはできなかった。
それにしても桂浜は想像以上にきれいだった。端にある岩の岬や木々が風流だ。今は水族館とか岬に至る道の手すりとか人工物が眼に入ってしまうが、きっとこれらのものがなかった龍馬の時代は、さらに風光明媚な海岸だったと思う。龍馬と同じ場所で同じ景色を見られたかと思うと、尚のこと感慨深かった。
端っこにある龍王岬というところも行ってみた。急な階段を登って岩の上にお宮みたいなところがあるので、そこまで行ってみた。特になんてことのないお宮だったけど、ここから眺めた桂浜の海岸もまたなかなか良かった。
桂浜の海岸も見られ満足したので帰ろうと思ったが、17時05分のバスには間に合わず、次のバスは17時55分までない。仕方なくトイレに行ったり、砂浜で息子を遊ばせたりしてしばらく時間をつぶした。息子は砂遊びに夢中になり、帰ろうとすると怒るほどだった。
でも風が強く、だいぶ寒くなってきたので、バス停の近くのお土産屋がたくさん並んでいるところまで行き、しばらくお店の中をうろうろしたりしたが、それも飽きてしまい、また近所をぶらぶら歩いた。
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