たび猫の土佐旅行記

旅行2日目

龍馬が生まれた町の史跡を周る

 “龍馬が生まれたまち記念館”の見学を終えて外に出たあと、散歩がてら近くの史跡をぶらぶら見て周ることにした。まずはすぐ近くの道路沿いに“近藤長次郎邸跡”を見つける。近藤長次郎は、海援隊の前身の亀山社中設立に関わった人。向上心が旺盛で勉強好きだったが、そのために若くして死んでしまった(亀山社中のお金を横流しして、こっそりイギリスへの密航を企て、それがばれて社中の隊士たちに切腹させられた)。今生まれていればこんな悲劇にあわなかっただろうに・・・、と気の毒に思う。近藤長次郎邸跡は碑が建っているのみ。龍馬の家とは同じ町内なので、小さい頃から知り合いだったのだろうか。

 近藤長次郎邸跡から鏡川まですぐなので、川まで行ってみる。ここらへんで、幼い龍馬がよく遊んだんだろうな~なんて思いながら川を眺めた。

 

 この鏡川の北岸は、築屋敷と言って江戸時代に造られた家の石垣群が残っていて、当時の雰囲気を残しているらしい。そのあたりをぶらぶら歩いたりした。今は静かな住宅地といったところだ。

 そしてこの辺りに“河田小龍塾跡”があるはずなのだが、地図を見ながら何度もうろうろしたけど、結局これはわからなかった。残念。

 河田小龍は、土佐を代表する絵師の一人ということだが、絵師というだけでなく、とても博学で開明的な人だったらしい。龍馬にも影響を与えたし、近藤長次郎もこの人の弟子だったらしい。あと、ジョン・万次郎が日本に帰ってきたとき取調べに立会い、ジョン・万次郎のアメリカでの見分を書き取った『漂巽紀略』という本を記している。

 あきらめて市の中心に戻る道すがら、龍馬の家の本家である“才谷屋”あとにある喫茶店“さいたにや”の前を通った。

 

 ここは龍馬ファンの間では有名なお店らしい。私も一度は覗いてみたいので、後でまたゆっくり来ることにしよう。ちなみに今まで周ったところはすべて、旅館からすぐ近くのところなのだ。

 さて、ここから大通りを東のほうに少し行ったあたりが市の繁華街であり、高知城などもあるところなので、路面電車で向かうことにした。距離にして1km弱くらいだろう。歩けない距離ではないのだが、子連れだし時間ももったいなかったので、路面電車を使うことにした。城西館は大通り沿いにあり、その大通りをまっすぐ路面電車が走っている。路面電車の停留所もすぐ近くにあるのでとても便利だ。旅館のところの停留所から路面電車に乗った。

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旅行1日目
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旅行2日目
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