高知市内までの道すがら、ところどころ水田が目につき、その水田の水が太陽の光をきらきら受けていてとてもきれいだった。東京よりも太陽の光が多いような気がするのは、気のせいだろうか。途中南国市なんていう町も通り過ぎる。いかにも南国に来た感じがしていい。
そして高知市へ入る。さびれた町なのだろうかと心配したが、そんなことはなく、けっこう賑やかな町並みであった。町の真ん中を大通りがまっすぐ走っていて、たぶんこれが一番のメインストリートなのだろう。そこを路面電車も走っている。メインストリートを路面電車が走っていたりすると、一気に旅行気分も高まる。
そのメインストリート沿いに、私たちが宿泊する“城西館”もある。高知城から少し西にいったところにあり、観光に便利そうだしなかなか良さそうな旅館だったからここに決めたのだ。
バスの運転手さんいわく、天皇陛下が高知に来るとき泊まる旅館だということだ。この旅館は私がネットで見つけ予約してきたのだが、天皇陛下御用達のお宿だとは知らなかった。
帰ってきてネットでもう一度よく調べてみたら、城西館は明治7年創業というなかなか歴史のある旅館で、たしかに天皇陛下のご常宿と書かれていた。いや~、天皇陛下と同じところに泊まれるなんて光栄である(もちろん部屋は違うが)。
ちなみに運転手さんいわく、皇太子が泊まる宿はここではなく、三翠園というもう一つの有名な旅館らしい。そっちは宿泊者に芸能人も多いという。どういう違いがあるのかはわからない。
タクシーを降り、旅館の中に入る。さすがに天皇陛下が泊まる宿というだけあって、落ち着いてどっしりとした雰囲気だ。
歴史もありそうだ。タクシーを降りるとすぐにスタッフが荷物を取りに来てくれたり、まったく待たされずすぐにチェックインの手続きもすばやく済ませてくれたりと対応もなかなか良い。案内された部屋番号は702号室。なんと自宅と一緒。ちょっとした偶然に「おっ!」と思ったりした(だからなんだって感じだが)。
7階の廊下の雰囲気は、箱根の旅館“山翠楼”の雰囲気にちょっと似ている気がした。
箱根の山翠楼は以前泊まったことがあり、すごく良かったのでこれは期待できるのではないかと嬉しくなる。部屋にはそれぞれ名前がついているらしく、私たちが泊まる部屋は“銀河”という部屋だった。
部屋に入ってみると、意外に普通の部屋だった。考えてみればそれほど高い料金の部屋ではなかったので、それなりの部屋なのだろう。この旅館はメインストリートに面しているので、部屋から見える景色も目の前の町並みが見えるので普通の景色。
高知城でも見えるかと思ったけど、それはちょうど建物の陰になってしまうらしく、残念ながら見えなかった。たぶん部屋によっては見えるのだと思う。
かといって粗末な部屋なわけではなく、広さもまずまずあるし、床の間にはちゃんと生花がいけられたりしていて、感じ良い。しかもその花はちゃんと毎日変えられていた。
すぐに若い仲居さんが来て、お茶を入れてくれ、旅館の説明をしてくれた(とても若そうなのにすごくしっかりした人。もしかしたら仲居さんではなくて若女将なのだろうか)。夕食は好きな時間でいいというので、お腹ぺこぺこだった私たちは、それではすぐにとお願いする。夕食までまたけっこう待たなくてはならないかと思っていたので、これには助かった。
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