夜中の12時半頃、胃の痛みで目が覚めた。胃の痛みとともに猛烈な不快感があった。横になっていてもいたたまれないくらいのもので、どう考えても食べ過ぎによるものだった。お寿司を食べ過ぎたことを激しく後悔したが今更もう遅い。
トイレにも行きたくなっていたので、とりあえずトイレに行ってすっきりすることにした。ただここのトイレは廊下の端にある。廊下が真っ暗だったらどうしようと思い、恐る恐る部屋のドアを開けたら、幸いにも洗面所のところに煌々と電気がついており、ぜんぜん怖い雰囲気はなかった。恥ずかしいのだが、私はこの年になっても暗がりが怖かったりするのだ。
ほっとして浴衣の乱れをざっと直し、いつ他のお客さんにあっても大丈夫なようにしてトイレに行った。トイレに行くときにも人の目を気にしなければならないので、こういうとき部屋にトイレがついていないのはちょっと不便である。
幸い他の滞在客はみんな寝静まっているようで、とても静かで人が出てくる気配はない。今回ここのトイレには始めて入ってみたのだが、男女共用でトイレのドアを開けると中には2つの個室があった。一つは洋式でドアに“西洋化”と書いてあった。“西洋化ってちょっと意味が違うんじゃないか・・・”と思いながらそっちに入る。
この旅館はどこも掃除が行き届いているみたいで、トイレも共用ながらとてもきれい。安心して入れる。ただ個室内がかなり狭く、用を足して立ち上がって下着を持ち上げたりするときに、背の低い私でさえごつんと頭がドアにぶつかるほどだった。これじゃ大きい外国人じゃ大変だろうなーと思うほど。
そう思ったのも、この旅館は外国人もよく利用するっぽいのである。というのもお風呂には英語で日本式のお風呂の入り方が書いてあったからだ。考えてみれば上野という大きな町ということもあるし、成田空港まで通じている京成線のターミナル駅でもある。それに宿泊費の安さ。外国人が多く泊まってもぜんぜん不思議じゃないのだ。
それにある意味外国人は、こういう日本的な旅館をかえって喜ぶのではないだろうか。私が外国人だったら、その辺のビジネスホテルよりも絶対に面白がると思うのだ。
とりあえず誰もいないトイレでゆっくり用を足し、少しだけすっきりして部屋に帰った。でも相変わらず胃の痛みは取れない。とりあえず寝れば治るだろうと期待し、また眠ることにした。
だけど胃の痛みがあるためか、それともさっきまでぐっすり眠っていたせいか、その後ちっとも眠れなくなってしまった。夫も私がトイレに起きたときに目が覚めたみたいで、しばらく2人でぼそぼそと話をして過ごす。でも息子も寝ているし、部屋の声は廊下にも聞こえるので(現にどこかの部屋の人のいびきが聞こえた)、他のお客さんに迷惑がかからないよう、小さい声でぼそぼそと話した。
そんな感じで過ごしているうちに、あっという間に2時が過ぎてしまった。幸いなことに時間が経つにつれ、胃の痛みは次第に良くなり、だいぶ楽になっていった。でもいっこうに眠れそうになく、このまま朝まで眠れないのではないかと思っているうちにいつの間にか眠ってしまったらしく、次に気づいた時には朝になっていた。
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