東園に戻り、とりあえずライオンやトラのいるほうを目指して歩いた。歩いていて思ったのだが、上野動物園は思ったよりもけっこう広い。それにライオンやトラがいるほうは、さらに木々も多くなり、ディズニーランドのアドベンチャーランドっぽい雰囲気に作られていた。
やっとライオンのところに着いた。ここでふと、「そういえば私が動物園に行ったのは小学生の時以来なので、どうやら動物園に関する知識がそこで止まったままになっているらしい」ということに気がついた。
というのも子どもの絵とかにありがちなように、ライオンといえば四角い小さい檻に入っていて、そんな小さな檻の中をストレスでウロウロと機嫌の悪そうなライオンが歩いているのではないかと漠然と思っていたのだ。
ところがここのライオンの檻はそんなものではなかった。ガラス越しに見えるライオンの檻(というか囲い?)の中はかなり広く、まるでミニジャングルが再現されたようになっていたのだ。木々もあるし小川みたいなのもある。高低さもある。だから目の前のすぐ近くにライオンがいるとは限らないのだ、ということにやっと気づいたのであった。
ガラス越しに中を覗くと、ちょっと離れたところにある木の陰に、どうやらメスライオンが座っているようだった。でも後姿だし離れているのであまりよく見えない。しかもメス。息子みたいな子どもにはとてもわかりにくい。まだ眠っていたのでここでは起こさず、隣のトラのところへ様子を見にいってみた。
トラのところもライオンと同様にミニジャングルのようなところ。ガラス窓越しに見られる場所は1箇所だけではなく、ジャングルの様々な角度に窓がついていて、色々なところから見られるようになっている。最初ガラス窓から覗いたとき、近くにトラの姿が見えなかったのでもういないのかと思ったら、ちょっと離れたところを歩き回るトラを発見!慌ててそちらに近いガラス窓の方に移動してみた。
そしていよいよ息子を起こす。最初はただ「起きて!」と言って起こしたのだが、ぜんぜん反応なし。だから大きな声で「ほら!トラさんがいるよ!」と揺り起こしてみたら、トラという言葉に反応したみたいでやっと目を覚ましてくれた。寝ぼけ眼で辺りを見回し、どうにかトラの存在をわかってくれたみたいだった。
近くで見るトラはさすがに迫力があった。大きいし柄も派手だし顔も怖い。こんなのに山奥でばったりでくわしたりしたら、それこそ恐ろしいと思った。日本に住んでて良かった。
やっと目が覚めた息子は、しばらくガラスに張り付いてトラを見ていた。生の迫力あるトラを見ることができて本当によかった。
次は近くにあるゴリラの檻へ。このゴリラの檻というか囲いも自然に似せて造られたもので広くて立派。ただ残念ながらもう展示は終わってしまったのか、どこにもゴリラの姿が見えなかった。近くにゴリラのオブジェがあったので、仕方なくそこで写真だけ撮って戻る。
最後にもう一度ライオンの檻のところを通ってみた。もしかしたらいるかなーと思って。そしたら期待通り立派なオスライオンがすごくよく見えるところに座っていてくれました。最後になんて運がいいんだろう。息子も大喜び♪しかもガラス窓に張り付いて見ていたら、まさかサービスではないだろうが、突然ガラス窓の前まで歩いて来てくれたのだった!
私たちの他にも数家族がそこで見ていたのだが、みんな迫力あるオスライオンが近くまで歩いて来てくれたので大喜び。息子も興奮して「ライオンさん、来い!来い!」とその後も叫んでいた。それにしてもオスのライオンって、威厳がありとてもかっこいいと思った。
最後にこれで満足し、動物園をあとにすることにした。外は少しずつ薄暗くなっていた。
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