ところで、なぜ下田なのか。それはなぜだか妊娠中からずっと下田というか伊豆、しかも南伊豆のほうに行きたかったからである。そしてきれいな海を見たかったのである。
きれいな海というならサイパンとか海外にいきなり行っても良かったのだが、やはりまだ5ヶ月にもならない乳飲み子の息子を連れて、いきなり海外旅行に行く度胸が私にはなかった。
それに小さい赤ちゃんを連れての旅行が、荷物の準備などを含めて、どれだけ大変なものかがよくわからなかったので、まずは近場で試してみることにしたのだ。
それならばと、妊娠中から行きたかった伊豆方面へ決定。私の姉は以前旅行会社に勤めていたことがあり、宿の情報とかを色々持っているので、姉に以下の条件の旅館を探してくれと依頼。
その条件とは、
(1) きれいな海が目の前、もしくは歩いてすぐの距離
(2) おいしい海の幸が食べられる。しかも部屋食
(3) 温泉がある
の3点である。いたってシンプルだ。
すると下田の大和館というところがたしか海の近くで、部屋からも海が見えるし、この条件に合うのではないかというのだ。
ネットで下田大和館のホームページを確認すると、たしかにきれいな海が部屋から見え、しかも食事は部屋食。赤ちゃん連れの者にとって、この部屋食というのは重要である。もちろん温泉・露天風呂あり。
値段もけっこう安く手ごろだったので、すぐそこに決定した。こうして私たち親子三人は、初めての家族旅行を下田と決めたのであった。
都合のいいことに、下田へは東京駅から「踊り子号」という特急1本で行ける。私の家は最寄のJR駅が東京駅なので、これも荷物の多い赤ちゃん連れには大変都合のいいことである。
インターネットで旅館の予約を取り、これまたインターネットで踊り子号のチケットの予約を取り、こうして家にいながらすべて手続きができるなんて、なんて便利な世の中になったんだ!と感心しながら、着々と旅行の準備を進めていった(これも身軽ではない子持ち女にとっては重要である)。
週末旅行といっても、土日だと色々混むと思ったので、夫に金曜日だけ休みを取ってもらい、金・土と宿泊することにした。そうすれば混雑も避けられるし、料金も若干安い。たった一泊旅行だけど、出産後実家へ帰るくらいの遠出しかしていなかった私にとっては、初の遠出である。きれいな海を見ながら、おいしい海の幸に舌鼓をうち、そしてゆっくり温泉につかる、そんなささやかな贅沢を夢見て旅行の日を指折り数えて待つのであった。
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