たび猫の千葉・銚子旅行記
岬めぐりシャトルバス
ご飯を食べ終わり、また駅に戻って13時発のシャトルバスを待った。このシャトルバスは“岬めぐりシャトルバス”と言って、銚子駅を出発し銚子の岬の主要観光名所をぐるりと周るもの。１日券を買えば乗り降り自由のバスなのだ。１日券で大人一人500円（２日券なら700円）。これならタクシーに乗って周るよりも安上がりだし、宿泊するホテルの近くにもバス停があったのでこれに乗ることにした。
時間ちょっと前に思ったよりも立派な大きいバスがやってきた。チケットは乗るときに運転手さんから買えばいいみたいだ。そういえば息子はいくらなのだろうかと聞いてみると、運転手さんはじっと息子を見て「小さいからいいや」と言ってくれた。すごい適当。だけどありがたい。あとでパンフレットを見たら、一応小学生以下は半額と書いてあったが。
観光バスっぽい大型のバスなのに、お客さんはほとんどいなかった。一番後ろの席に３人で広々と座り、いざ出発！
私たちはとりあえず終点の“地球展望館”というところを目指すことにした。
バスは駅からまっすぐ前に伸びている商店街の道を走り、少し行くと目の前を利根川が悠々と流れているところに突き当たった。ここで視界が一気に広がった感じがする。
バスは利根川に沿って右に曲がる。少し先はもう海なのでこの辺は河口にあたり、幅の広い川の向こうには茨城県の町が見える。
左手のほうには銚子大橋という大きな橋も架かっていた。
駅のほうからバスが利根川にあたったこの時、その川と向こう岸の町の感じがリスボンの町を彷彿とさせた。リスボンも町の中心地からまっすぐ伸びた大通りを少し歩くとテージョ川につきあたる。そのテージョ川も河口にあたるため川幅が広く、海のにおいも混じっていてなんとなく海を思わせる雰囲気がある。そして対岸にも町が広がっているのだが、川の感じと言い対岸の町の様子と言い、すごく似ているような気がしたのだ。（リスボンの町のほうが起伏があるが）
でもその後利根川に沿って岬の先のほうにバスは進むのだが、周りの景色を見るにつけ、やっぱりリスボンとはだいぶ違うと思い始める。リスボンもヨーロッパの町の中ではそれほど洗練された町ではないのかもしれないが、日本の町は景観などはほとんど考えられず、色々建物を作っていったんだろうなーという感じの町の様子にリスボンとの差を感じ、ちょっとがっかりした。
それでも海が見える景色はやっぱりいい。そのうち家や建物なども少なくなり岬の突端のほうに来たというような感じの景色になり、さらにワクワクしてきた。運転手さんは運転をしながらマイクで色々な説明をしながら走ってくれるのだが、息子が興奮してぺらぺらしゃべっていたため、私たちは残念ながらほとんど説明を聞き取れなかった。
そのうち“海鹿島（あしかじまと読むらしい）”というバス停のところを通った。このバス停のすぐ近くに私たちが宿泊する“浜屋ホテル”があり、実際ホテルは道路のすぐ脇にあったのですぐわかった。ちょっと古そうでこじんまりした建物のホテルだった。ホテルのすぐ近くには、海水浴ができそうな小さなビーチも見えた。これなら息子を連れて来るのに楽で良さそうだ。
今回はここでは降りず、岬のもうちょっと奥に入ったところの丘の上にある“地球展望館”というところまで行く。ホテルから地球展望館に向かうまでの間にも、とてもきれいな海岸線があり、朝の散歩にでも来たらすごく良さそうなところだった。
旅行１日目
電車で銚子へ “かみち”で昼食 岬めぐりシャトルバス 地球の丸く見える丘展望館 浜屋ホテル 夫と息子だけビーチへ 貸切露天風呂
旅行２日目
銚子の海から昇る朝日 浜屋ホテルの朝ごはん 犬吠崎マリンパークのイルカショー 犬吠崎マリンパークの水族館 銚子電鉄
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